2025年4月30日、アジャイルウェア株式会社にて、同社人事部の皆さまを対象にオンラインでの哲学対話研修を実施しました。
本研修は、社内コミュニケーションの強化と活性化、そして「答えが一つとは限らない問い」に向き合う力を育てることを目的として実施されました。
背景には、
- アサーティブなコミュニケーションが難しい
- 意見を発信することへの抵抗感
- 答えのないものに対して正解を求めてしまい、間違いが怖くて話せない
といった、組織内での課題感がありました。
今回講師を務めたのは、アーダコーダの井尻。研修では、まず哲学対話の意義や進め方についてのレクチャーを行い、その後「仕事が楽しいとはどういうことか?」という問いをテーマに、参加者同士で実際に哲学対話を体験しました。本研修の担当者(人事部)の加藤さんからは以下のような感想をいただきました。哲学対話をすることで、お互いの考え方や価値観を短時間で共有することができました。
日常の業務では『言われたことをやる』『決まったことをする』という流れが多い中、答えのない問いについて自分なりに考え、それを他者と共有する力は、これからの組織にとって重要になると感じています。この取り組みを、今後は全社で広げていきたいと思っています。日頃の業務とは異なるテーマについて、安心して耳を傾け、対話をする時間は、皆さんにとって新鮮な体験となったのではないでしょうか。
今後は、6月と7月に東京および大阪のオフィスにて、全社員を対象とした哲学対話研修の実施が予定されています。
哲学対話を通じて「考える力」や「伝え合う力」が育まれ、組織に対話の文化が根づいていくよう、引き続き伴走してまいります。(ライター:盛岡)