【実施レポート】海老名市立中央図書館ーてつがく絵カードでお話しよう

11月10日に、神奈川県海老名市で「めぐみ町フェスティバル」が開催され、海老名市立中央図書館内にて、小学生向けてつがく対話を実施しました。てつがく対話に初めて参加するこどもたちと、少人数でゆっくり対話しました。

はじめに、対話で使用する「てつがく絵カード」の問い候補をみんなで眺めながら、参加したこどもたちの提案で「どちらにしようかな」の数え歌を使って問い選び。

テーマは「どんな人がうらやましい?」
・お金持ちの人はうらやましい?
 →お金持ちは周りの人から「︎円ちょうだい」と言われて困ると思うから、うらやましくない
 →お金持ちはいっぱい働くと思うから、うらやましいと思わないかも…たぶん
 →お金持ちになれば、コロッケがいっぱい買えるから、うらやましい
・特大のアイスクリームを食べている人は?
 →アイスが大好きだからうらやましい!
 →アイスは好きだけど、頭がキーンってなるから、う〜ん…
 →もし頭がキーンってならないなら、うらやましく思うのかな…?

話す途中で分からなくなったりしながら、「自分は前髪がないから、前髪のある人がうらやましい」、「からだが丈夫な人がうらやましい」など、自分に置き換えて考えてみたり。もっと続けたいところでしたが、あっという間にタイムアウト。1時間ほど一緒に考えてきた子どもたちは最後に、「ちょっと難しかったけど、よく聞けて、よく話せて、たのしかった」と振り返っていました。 “人それぞれ”で終わらない、相手を尊重しながら話し、聞きあう心地よさ・楽しさを少しでも感じとっていただけたら嬉しいです。
(ライター:ふなやま)

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アーダコーダ事務局