藤沢翔陵高校 第14回〈授業レポート〉

藤沢翔陵高校での第14回授業が11月29日(月)、11月30日(火)に行われました。


 年内最後の授業は「質問を使いこなす」をテーマに、2学期を通して学んだ様々な「問い方」をおさらいしながら哲学対話を行いました。


 あるクラスでは「クリスマスはなぜわくわくするのか?」というこの季節ならではのライトな問いが選ばれ、堅めな問いとはまた違った、明るく気軽な雰囲気での哲学対話が味わえました。イルミネーションや雪など「クリスマスの様々なイメージはどこから来ているのか?」「クリスマスと他の行事の違いって?」「恋人と過ごすという世間の流れはどこから来たのか?」など、楽しみながらも自分の経験からしっかり問い、考えているのが伝わりました。春に比べて肩の力が抜けた様子で、自然体で発言している生徒達の姿も見られ、成長が感じられて印象的でした。


 授業の終盤には2学期の授業の振り返りを行いました。「自分とは違う意見を聞けるのは貴重な機会だと思う」「友達が考えていることが意外で面白い」という“聴く“にフォーカスした感想や「1、2学期はあまり思い通り話せなかったので3学期は頑張ってチャレンジしたい」といった今後の抱負もありました。また、「今まで自分の経験や想いを人に話すことがなかったが、哲学対話で少しずつ自分の内面を話せるようになった」という嬉しい感想も。各自が授業の中で哲学対話の面白さや楽しみ方を見つけ、中には自分なりの反省や課題を発見した生徒もいました。3学期の生徒達の成長が今から楽しみです。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局