武蔵野大学高校の1年生を対象に、全7回の哲学対話がスタートしました。LAM(Liberal Arts Musashino)と呼ばれる独自の教育カリキュラムの一環で、半期を一区切りとし、生徒が希望する講座を選択し、受講します。40名程度の受講生は、中学から内部進学した生徒、高校から入学した生徒が混在しており、初対面の生徒も多くいます。
今回の受講生は全員が「哲学対話」未経験だったため、初回の授業では哲学対話の心構えなどを丁寧に説明しました。講師からの投げかけに対して反応が良く、プレ的に行った哲学対話でも多くの生徒が発言してくれました。その後は、聞くこと、問うことのトレーニングとして質問ゲームを繰り返し行っています。恋愛系のお題でワイワイ盛り上がったり、哲学系のお題で静かに考え混んだりしながら、初対面の生徒同士も距離が縮まってきています。
次回、3回目の授業からは哲学対話を行っていく予定です。問い出しの方法を変えたり、グループの決め方や人数を変えたり、生徒たちが毎回の授業を新鮮な気持ちで、かつ集中して取り組めるよう工夫しながら進めていこうと思います。
(ライター:幡野)