7月5日のソフィーは「おばけ」をテーマに哲学対話を行いました。
みんなはおばけ、いると思う?

子どもたちにそう問いかけるとさっそく自分の中のイメージや体験談を話してくれます。そこで、まずは各々が思う「おばけ」の姿を絵に描いてもらうところからスタートしました。絵本に出てきそうなカワイイ顔のおばけ、人型のもの、手足が無いもの、黒い影の塊…
描かれたイメージは当然バラバラです。
こんなに違うのに、なんでおばけが「怖い」のは同じなんだろう?そこから、おばけについての疑問を出し合い、『おばけってなに?』について対話しました。
お化け屋敷は人工であること、おばけの存在を信じる人と信じない人の違い、いるかもという不安と恐怖の関係…色々な話が飛び出します。「おばけは人の目には見えないからいないと思う」
「それなら微生物も目に見えないから、いないことになる?」
「宇宙は宇宙飛行士が見ているけど、自分は直接見ていない」
最終的に、他者が見ているとしても自分自身が直接見ていないものの存在は、本当の意味では信じることができないのでは?という疑問に辿り着いたところで終わりの時間に。この日のソフィーは、最初の問いを出し合う時間から対話の間も「誰かの問いに触発されて新たな問いが生まれる」場面が多くありました。
ある子が言った疑問を受けて、「それならこういう疑問もあるよ」「じゃあこれはどうしてこうなの?」とぽろぽろ問いが溢れていきます。問いが問いを生む。子どもたちがまさに哲学の渦の中にいる姿を見ることができました。「哲学する」ことを楽しむ子どもたちに、大人も喜びを与えてもらった日でした。
(ライター:浅野)
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ソフィーは毎月2回、土曜日の午前中にオンラインで開催しています。
初めて子ども哲学を体験するお子さんから、数年間子ども哲学を続けているお子さんまで幅広い子どもたちが協力し合っていっしょに「問い」について考え、聞き合います。
常に2名以上の講師が子どもたちの探究をサポートする体制をとっていますので、初めてでも、お久しぶりでも安心してご参加ください。皆さんと一緒に哲学できることを楽しみにしています。
↓お申込みはPeatixから↓
8/2(土) 10:00-11:10 @オンライン
8/16(土) 10:00-11:10 @オンライン


