
開催日時:9月23日(火)17:30~19:00
参加者:8名(内インターン生3名)
進行役:イワタ
今回のイベントの流れとしては、哲学対話についての説明→自己紹介→問い出し・問い決め→哲学対話の順に進めました。
哲学対話とは、ここでは「答えのすぐに出ない、決まっていない問いに向き合ってみんなで一緒に深く考え、話し合う場」と定義しました。
また、参加してくださっている皆さんが安心して対話ができるように5つのルールを設けています。
① 意見は無理に言わなくても大丈夫
② 発言する時は手を挙げよう
③ 分からないところがあれば質問しよう
④ 意見がまとまらなくても、途中で変わっても大丈夫
⑤ 人を傷つけたり、頭ごなしに否定したりしない
このイベントでは、大きなテーマ「知」にまつわるみんなが思いつく問いを出し合い、出てきた9個の問いの中から多数決でこの問いに決まりました。
知識がある人は頭が良い人?
まずはじめに、「“頭がいい”とはどんな人のことを言うんだろう?」について、みんなで思っていることを共有しました。頭がいいとは、新しいアイデアが出てくる人、効率よくものごとを進められる人、知識を説明できる人、など色々な認識が現れました。「“頭がいい”と“賢い”のちがいはなんだろう?」という問いも出てきました。色々な頭の良さの種類があって、それは知識をうまく使うことでその状態になっているので、やっぱり知識がある人は頭がいい人なのか?という話になりました。
でも、小さい子が片付けを工夫して上手にできたとして、それも頭がいいと感じるという例が出てきました。知識の総量が多ければ頭が良いというわけでもない気がする、意外性が繋がっているのかも、という意見も。そもそも「知識の多さってなに?数えれるものなの?」という新たな問いも現れました。対話の途中では、「そもそも頭が良いって言葉が無責任じゃない?」「すごいと思ったら利便性ですぐに頭が良いと表現してない?」など、“頭が良い”という言葉への疑問も生まれました。今後、その言葉についても考えてみたいなと思います。
(ライター:いわた)
