【開催レポート】哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク

「海外におけるこども哲学研究のいま」9月の哲学プラクティスあれこれゆるゆるトークのテーマは海外のこども哲学研究。7~8月にイタリア・ローマで開催されたICPIC(子どもの哲学国際学会)プレイベントや、WCP(世界哲学会議)にご参加された早稲田大学文学学術院講師の山辺恵理子さんをゲストにお迎えしました。山辺さんは、マシュー・リップマンらが創設し、こども哲学発祥の地である、モンクレア州立大学Instetute for the Advancement of Philosophy for Children(IAPC)主催のIAPC Residential Summer Course(Mendham Program)についてお話しくださいました。

このプログラムでは、創設者のマシュー・リップマンらが開発した小説教材を使った哲学対話が行われ、具体的な教材やマニュアルの内容を詳しく紹介していただき、Mendham Programの一部を疑似体験するかのようでした。また、山辺さんは日本でIAPCのこども哲学カリキュラムをどこまで導入できるかという関心から進めている研究について、WCPでの学会発表をもとにお話しくださいました。後半のみんなでトークの時間では、山辺さんが各国のこども哲学の実践についての質問にお答えくださいました。コロンビア、メキシコ、フランスなどの実例が紹介され、特に韓国で哲学対話が教科書化されている話が印象的でした。こうした流れが日本にもいずれ訪れるのかもしれませんね。
(ライター:つの)

次回のゲストはてつがく屋の杉原あやのさん️。杉原さんはなぜてつがく屋を開業されたのか、そこにはどのような葛藤や困難があったのか。一方でどんな良いことがあったのか。また、現在どのような取り組みを行っており、今後どのような活動をされたいとお考えなのか。あれこれゆるゆるお伺いします。

[ 主催 ] NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ
[ 日時 ] 12月21日(土) 10:00~11:30 (アーカイブ配信あり)
[ 場所 ] オンライン
[ 対象 ] 定員50名
[ 参加費 ] 1,500円
[ 申込方法 ] Peatixページから詳細・お申込はこちら

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局