
開催日時:9月23日(月)19:30~21:30
参加者:7名(内インターン生2名)
進行役:山岡
始まり
初めのアイスブレイクでは、・今日呼ばれたい名前・参加したきっかけ・もし動物と話せるようになったらどの動物と話したいかの三点について、各参加者から話をして頂きました。
プレゼンテーション
今回の哲学対話の定義は以下の通りです。ちょっと気になるけど答えが出なかったり、気づかなかったり、そんな「問い」を皆で真剣に考えて、思考を深める営みまた、
ルールはこちらです:
1. 何を言ってもいいし、何も言わなくてもいい
2. 悪口や誹謗中傷はしない
3. 話がまとまらなくてもいい
4. 知識よりも自分の経験にそくして話す
5. お互いの意見をしっかり聞き合う
6. 発言したいときは挙手ボタンで
問い出し
参加者の皆様が考えた問いを共有して頂きました。「自分本位で物事を考えるのはいけないのか?」や「偏見ってなんで生まれるの?」などの様々な問いが出た中、投票により「感情的になるのはなぜ?」という問いに決定しました。
対話
今回の対話では、普段とは異なる視点を取り入れるためにYoutube上の動画を鑑賞したのち、考えたことについて話しました。動画の内容としては、ある老婆の勘違いから繰り広げられる、少し柄の悪そうな男性とのショートストーリーです。
最初にまず「そもそも感情的って何?」という根本的な話から対話が始まりました。「感情」というまさに答えのなさそうなトピックがどのように展開してゆくか、とてもワクワクしたのを覚えています。最終的に明確な答えは出なかったものの、多くの視点から対話が進んでゆきました。
一つ目の話題は、感情的であることの線引きについてです。例えば、「感情的に見えることが大事?」「感情的に見える時と感情的であることの違いはなさそう」など、自分と他者という異なる視点から「感情的」について話し合いました。また、対になる表現として「理性的」についても話が広がりました。
10分の休憩から再開した際は、参加者の方の実体験が共有され、「親とケンカしてるとき感情的になる」「自分が大切にしていたものに触れられたときに感情的になる」など実際に感情的になるのはいつかという話題になりました。
個人的には抽象的な話から入って具体的になってゆく対話の流れ自体が印象に残り、今回出てきた抽象的な考えと、個人的な体験をどう結びつけてゆくかなど、大きな「おみやげ」を持って帰ることができました。
感想・振り返り
対話が終了した後は各自解散という形でした。具体的な動画コンテンツを利用した対話でしたが、そこから「感情的」という身近だけど概念的な表現について、様々な意見を伺えてとても楽しかったです。
哲学対話は時間が過ぎた後も問いを持つことができる貴重な場所だと私は思います。感情的になる時に「今自分感情的だ」と自覚することは少ないですが、これから感情的になったと思えることが起こった際には、今回の問いを思い出し、改めて考えてゆきたいなと思いました。
告知
これからも第五期インターン生による哲学対話のイベントが開催されます。興味のある方は是非お越しください!(ライター:山岡)