3月23日(日)に、キッズクリエイティブ研究所の幼児クラス、小学生クラス向けにアーティストの藤中 康輝さんとコラボした「『おく』哲学対話?」を実施しました。
アーティストの藤中さんの実践される、他者と順番に白いところに物を置いていき、それが最終的に作品になっていく実践「おく」。この「おく」を、黙って発話することなく実践したのち、「おく」を通じて得た体験、感じたことを共有しあいながら、哲学対話を行いました。
小学生とは「言葉がなくても対話はできるか?」という問いを取り上げ、発話以外の対話方法についてゆっくり考える時間に。幼児さんとも「黙った状態でもお互いの意思は伝わったか、気持ちはわかったか」などを振り返りながら対話を行いました。
こどもたちからは、ジェスチャーや表情以外にも「ものをつかって意思を伝える(サッカーをしたいときにサッカーボールを持ってくる)」「体から自然に発せられるサイン(あくびやお腹が鳴るなど)」も表現方法、コミュニケーション方法の一つなのでは?という話が出ていました。
「おく」の世界観と哲学対話が混ざり合い、こどもも大人もじっくりと相手や他者、対話について考える時間となりました。(ライター:鳥羽瀬)