藤沢翔陵高校での第13回授業を11月15日(月)、11月16日(火)に行いました。
授業ごとに設けるテーマがあり、今回は前回から引き続き「問う」をテーマに「上手に質問できるようになる」ことに取り組みました。
質問をする役割の人と答える役割の人になり、対話の時間の半分を過ぎたら役割を交代して哲学対話をすすめました。
哲学対話の問いは自分たちで考えた問いの中から選び、対話をスタートしました。
あるクラスでは「食べ物を粗末にする人をどう思うか」という問いが選ばれ、「食べ物を粗末にするのはダメ」という意見で回答者の全員が一致していたところから対話が始まりましたが、「不味いものを出されても食べなきゃだめなのか」「YouTubeなどでいろんな商品を混ぜて食べるようなことをしているが、あれは食べ切ればそまつにしていないということなのか」「日本では食べないが海外では当たり前に食べられていて、自分としては食べたくないものを出された場合でも、食べなかったらそれは粗末にあたるのか?」など粗末にするということはどういうことか?粗末にする行為そのものがダメなのか?粗末にする人自身が悪なのか?など様々な角度から対話がされていました。
また、他のクラスでは選んだ問いそのものが哲学対話をするには難しいと感じるような体験につながる出来事もあり、改めて問うことの大事さを体感する時間となりました。
難しいと感じることも多かったようですが、今回の体験から、次回どんな問いが生まれ、選ばれるのかが楽しみです。