藤沢翔陵高校 第19回〈授業レポート〉

藤沢翔陵高校での第19回授業が2月14日(月)、15日(火)に行われました。


前回に引き続き「自分たちで哲学対話をする」をコンセプトに掲げ、生徒の中からファシリテーターを決め、生徒たち自身で行う哲学対話に挑戦しました。


滑り出しはたどたどしい印象でしたが、対話が進んでいくとファシリテーターの論点整理が的確になっていき、大人が行うのと遜色ない対話になっていました。
大人が介入しないことで生徒だけの空間が出来上がり、より率直な意見が出ていました。肩の力を抜いて参加できる、というのは同年代や身近な人だけで行う哲学対話のメリットですね。
授業の最後には、その日の対話を全員で振り返るメタ対話を行いました。

生徒達からは「みんなが悩んでシーン…となった時にどうすればいいか焦った」「問いを深める質問を考えるのが難しかった」「論点の整理をするのが大変だった」といった感想が出ました。そのような中でも、ファシリテーターが困っていたら別の生徒が「~ってことじゃない?」と助け船を出したり、他の子の発言をまとめてくれる生徒がいたりと、お互いに助け合いながら対話を進める場面が見られました。

ファシリテーターの役割にこだわらず、全員が問いに興味を持ち、もっと対話を深めようという意識をもって参加できていたと感じます。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局