2020年12月 こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編:開催レポート〉

12月20日(日)、27日(日)に「こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編〉@オンライン」が開催されました。講師はアーダコーダ代表理事の角田、スタッフとして幡野、桑原、鳥羽瀬、尾崎、安本、苅部が参加者のファシリテーションの実践サポートをしました。

12月20日(日)

参加者は15名。まずは自己紹介。対面講座の時は、みんなでひとつのコミュニティボールを作り自己紹介をしますが、オンラインなのでコミュニティボールは各自で作りました。画面上で、参加者それぞれが、もくもくと毛糸を巻いているのは何だか異様な光景でした。

角田代表理事による講義では、「こども哲学ってなに?」「こども哲学の進め方」について学びました。

講義を聞いた後は、スタッフのファシリテーションのもと、実際にこども哲学を体験していきます。幡野チームと尾崎チームに分かれ、「こども」「幸せ」「恋愛」のテーマから問いを出し、そこから対話をしました。

こども哲学は、ファシリテーターによってカラーが違うのも面白いところ。幡野チームと尾崎チームでも違う雰囲気の対話になったと思います。実践していく中で、その人らしいこども哲学のカラーを見つけてもらえると嬉しいです。

対話の後に質疑応答を行い1日目のプログラムは終了となりました。2日目は受講生にファシリテーターの体験をしてもらいます。講座の時間も5時間と長丁場になるので、覚悟して参加するよう角田からお伝えし終了しました。

12月27日(日)

参加者は15名。まずは質問ゲームからスタートしました。1週間ぶりということで、少し緊張した雰囲気でしたが、質問ゲームをすることで少し場が和らぎました。こども哲学では「質問すること」が対話を深める大事なポイントとなります。普段はなかなか質問することのハードルは高いかもしれませんが、ゲーム形式でやることによって、質問することのハードルが下がっていきます。

その後は、「対面とオンラインの違いに関する講義」「ファシリテーターの心構え・ヒント」の講義を行い、いよいよファシリテーターの実践です。

4つのグループに分かれて、全ての受講生がファシリテーションを実践します。「こども哲学の説明」「ルールの確認」「問い決め」「対話」「クロージング」、こども哲学の場で必要になることを一通り実践します。実践後はスタッフと他の受講生からフィードバックをもらい自分のファシリテーションを振り返りました。

「座学として学んだことも大きいが、やはり後半の実践のセッションが貴重な経験だった。」

「実際に自分がファシリテーターとしてシミュレーションさせてもらったことで、すぐに自分の活動に取り入れる勇気をもらいました。」

など、色々な感想をいただいた今回の「こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編〉@オンライン」。引き続きしばらくはオンラインでの開催を考えております。遠くの方も参加しやすくなりますので、東京での対面講座にはなかなか参加できなさそうな方、今後も要チェックしてください。ちなみに今回は沖縄から参加してくださった方がいました。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局