毎回さまざまな進行役によって開催されるアーダコーダ哲学カフェ。
今回は幡野雄一さんを進行役にお迎えしました。テーマ(問い)ではなく、ファシリテーターとしてのテーマ(心構え)を決めて対話をした今回の哲学カフェ。テーマは「何もしない」。
ファシリテーターとしての働きかけ、いわゆる「介入」が増えると、「これは参加者同士の対話なんだろうか」と疑問に思うこともある、という幡野さんの問いから今回のテーマは生まれました。
最初にみんなで大切にしたい対話の構えについて幡野さんから伝えられ、それぞれがそれについて気にかけながら対話を進めていくことが共有されました。幡野さんが哲学対話の授業を行っている学校で生徒たちから出されたいくつかの問いを候補として共有し、そこから出発点になる問いを選んでいきました。選ばれたテーマは「将来の夢って早く決めなきゃだめ?」
ファシリテーターが「何もしない」という場で、どのように発話を回していくのか、というようなことも含め、初めは参加者のみなさんに戸惑う様子も見られました。しかしその一方で、自分が積極的に参加しなくては!という対話の場への当事者性が非常に強く現れており、終了後の感想においても、とても楽しかったという意見が多く聞かれたことが印象的でした。自分たちで場を作っていくという意識が参加度を高めるということが示唆されたように思います。
哲学カフェにおいてファシリテーターが介入するとはどういうことか?という問いについて、改めて考えさせられた時間となりました。
アーダコーダ哲学カフェ、次回は9月18(金)10:00~11:30に開催予定です。次回もみなさまのご参加を心からお待ちしています!
(ライター:尾﨑)

