P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—

P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—

4歳から6歳までの子どもと、その保護者のための哲学対話イベントです。ちいさな子どもたちが「問い」が好きだということは疑いようもありません。大人も答えを知らないような疑問への、子どもの意見をきいてみませんか?子どもたちの持つ、日常の何気ない疑問を大人も一緒に考えてみませんか?

イベントの概要

● 日時:2015年3月28日(土) 10:30〜11:30

● 対象:4歳、5歳、6歳の未就学のお子様および保護者の皆様
※姉妹・兄弟でご参加いただいても構いません。

● 会場:東京大学 駒場キャンパス 21 KOMCEE 402

●定員:親子20組

● 参加費:無料
※当日イベントの様子を撮影し、今後、UTCPや当団体の広報等に使用する場合があります。予めご了承ください。
※会場での飲食物の販売はございません。

● 主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
上廣共生哲学寄付研究部門 L3プロジェクト「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)

● 共催:特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

● 本イベントシリーズは、東京大学「共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学寄付研究部門」の協力を得て実施いたしております。同センターならびに実施協力者のみなさまに心より感謝申し上げます。

講師

  • 川辺 洋平川辺 洋平

オーガナイザー:梶谷真司 (UTCP・P4Eプロジェクトコーディネーター)

レポート

アーダコーダ、初の4-6歳までの未就学児を対象としたイベント。
今回は、先日Eテレで放映された番組「Q~こどものための哲学~」を入り口に対話の時間をもちました。


撮影:鈴木智哉

映像が始まるとあれだけ元気いっぱいに遊びまわっていたのに、ぴたりとおしゃべりをやめ映像を見つめるこどもたち。
鑑賞中、主人公Qくんが「なんで大きなハナクソがとれると嬉しくなるんだろう?」と考えだすとみんなも一緒に考えている様子。「きゃははーハナクソだってー」なんていう笑い声が起きるかなと思っていましたが、みんな真剣でした。

  
撮影:鈴木智哉

その後大人グループと子供グループに分かれて、いざ哲学対話へ。大人は大人の考え方で細かく感情の源泉を探っていき、子供は自由に楽しくなぜなぜを深めていきました。お互いに内容を共有すると、大人からは子供たちの内容に「おおっ」と驚く声も。大人の見てないところでこそ自由に表現できることもあるようです。

「考えたこともないことを考えるのは楽しかった!」と元気いっぱいに話す女の子、「ハナクソがね!ハナクソがね!」とハナクソで頭いっぱいになっている男の子。みんな夢中で考え、それを自分の言葉で真剣に伝えようとしていました。

(レポート:武藤玉樹)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局