【開催レポート】「10代のための哲学対話部@オンライン」8月第2回イベント

開催日時:8月25日(日)19:30~21:00
参加者:6名(内インターン生2名)
進行役:長谷川

今回は事前にテーマ・問いを設定した上でイベントを開催しました。前にも同じ問いでイベントを開いたのですが、今回も興味深い対話ができたと思います!

始まり
イベント開始時刻ぴったりに始めました。まずは参加者に写真撮影のお願いだったりをして、哲学対話の説明やルールの共有をしました。

私が担当するイベントではいつも哲学対話をこう定義しています:答えがすぐに出ない・分からない問いと向き合ってみんなで一緒に深く考え、話し合う場

今回も同じルールで対話を行いました:
①意見は無理に言わなくても大丈夫
②発言する時は手を挙げよう
③分からなかったら聞こう
④意見がまとまらなくても、変わっても大丈夫
⑤人を傷つけることは言わない

その後は軽く自己紹介をし、アイスブレイクに入りました。

アイスブレイク:ミニ対話

考えた問い:あなたにとっての正義のヒーローは?

本イベントのテーマ「アンパンマン」にちなんで、ちょっとしたアイスブレイクをしました。バイオリンの先生やディズニーキャラクターのクラッシュなどが意見として上がりました。対話に入る前の準備運動的な感じで取り入れたのですが、ここから対話に繋げる事もできたので良かったです!

対話
最初からアンパンマンはどちらかというと(悪者より)正義のヒーローなんじゃないかという意見が多かったです。その理由としてアンパンマンの行動を村の人たちが「ヒーロー」っぽいと判断した、というのが挙げられます。

この対話では「立場」「評価」「利益」が主なテーマになりました。「ヒーローは産まれるのではなく、作り上げられる」というスタンスがとても興味深かったです。

アンパンマンがヒーローというのには正解はなく、あくまで多くの人がそう判断・評価したからである。だから、ばいきんまんの世界・立場からしたらばいきんまんがヒーローになるのでは、という意見もありました。前に開いたイベントとは全く違う対話ができたのが面白かったです!

一番印象に残っている意見は「ばいきんまんの存在のおかげでアンパンマンはヒーローでいれる」というものです。評価でヒーローになるには相対的な人物(悪者)が必要なのかもしれません…。

感想・振り返り
イベント終わりの10分前に対話を切り上げ、感想会をしました。
「もっと深掘りしていきたい」
「対話の中で発展したことに対して考えていきたい」
といった感想を各参加者からもらったのでとても嬉しかったです!参加してくださった皆さん、ありがとうございました。(ライター:長谷川)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局