現在「てつがくの学校」では、参加者同士の関係性構築と、各自の探究のテーマ探しをねらいプログラムを進めています。5月からはグループごとに哲学対話を開始しました。
また、5月19日には、『水中の哲学者たち』の著者であり哲学対話の実践者・永井玲衣さんをゲスト講師にお迎えし、オンラインの講義を実施していただきました。
*「てつがくの学校」はアーダコーダが今年度から新たに主催している1年間の探究プログラムです。
<中高生世代向け哲学探究プログラム「てつがくの学校」>
https://ardacoda.com/tetsugakunogakko/
今回の講義のテーマは「問いに出会う」。
様々な場で哲学対話をひらかれている永井さんは、特に人々の問いをききあうことを重視して対話を実践していらっしゃいます。
私たちは日々過ごすなかで自然と問いに出会い、哲学してしまっているのだというお話を皮切りに、過去の哲学対話において実際に持ち寄られた問いをたくさん紹介していただきました。
プログラムの参加者は、学校で既に探究学習に触れている方から、探究学習も哲学対話も未経験の状態からスタートしている方まで様々です。
レクチャー前の参加者は、自身の探究テーマを一生懸命考えているからこそ「良い問いをつくらなければ」「ちゃんとした問いを出さなければ」と身構えている印象でした。
講義のなかで、現代短歌の作品を例に「最近出会った”忘れてしまいそうなこと”」をその場で挙げながら「手のひらサイズの問い」を出し合ったことで、参加者のみなさんの方の力が抜けて、問いに対する緊張がほどけていく様子が印象的でした。
講義後のグループメンタリングでは、永井さんのレクチャーを踏まえてさっそく哲学対話を実践し、時間をかけて問いを出し合いました。
以前に実施した時よりもみなさんが出す問いがぐっと身近な飾らない表現に変わっており、1時間半のレクチャーがみなさんの中に沁み込んでいることが感じられました。みなさんの変化の速さと柔軟さに、メンター陣はいつも驚かされています。
6月の「てつがくの学校」も引き続きグループメンタリングを実践しながら、更に「問い」を育てていく予定です。
(ライター:浅野)

