6月25日(日)哲学プラクティスあれこれゆるゆるトークvol.12〈開催レポート〉

6月25日(日)に、アーダコーダ理事であり、哲学カフェを主催する任意団体「さろん」の運営スタッフでもある堀越とともに提題について考えるトークイベントをオンラインで行いました。参加者は15名。


まず、ナビゲーターの井尻からイベントの説明をしたのち、参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。

その後、堀越から哲学対話・哲学カフェにおける”問い”に関する話題提供を行いました。その後、質疑応答を行い、参加者全員で共に“問い”について意見を交わしました。

堀越のトークでは、オープンクエスチョンやクローズドクエスチョン等の問いのフォーマットについて、また「真」・「善」・「美」・「メタ」といった問いの分類に関する話がありました。

問いの分類に関しては、参加者の方々に哲学対話・哲学カフェの場で実際にお使いいただけるように具体例も提示されていました。

以上の話題提供をもとに、「みんなでトーク」の場面では、以下のような問いがうまれました。

・クローズドクエスチョンは初学者向けであるのか
・哲学対話・哲学カフェを実践するにおいてどのような問いを最初の問いとするべきなのか
・対話のプロセスの中での問いのつくり方はどのようにするべきか

これに対し、堀越から応答したのち、参加者の方々と更に考えを深めました。

その中のひとつとして、「問いを出すときの注意点は、多義的な意味をもつ問いによって問いの意味が誤解されないようにすることが重要である」といった発言がありました。

これに対し、抽象的な言葉を並べないようにすることや、ツッコミどころを少なくするといった方法が考えられました。

哲学対話・哲学カフェにおいて“問い”はとても重要なものであり、重要なものであるからこそ“問い”に関する悩みを抱えることがあると思います。

その時に必要になる解決方法の引き出しを増やすためにも、こういった根本的な問題にもどり、問い続けることが大切になってくるのだと思います。

引き続き、参加者の皆様と共に探究し、意見を交わし合う場を形成していきたいと思います。

最後に、参加者の方から頂いた感想をひとつご紹介したいと思います。


「YES /NOクエスチョンはあくまでとっかかりであり、対話の中でそれを超えていくのが哲学対話の醍醐味ということに、すごく納得しました。」

改めまして、参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク、次回開催は7月25日(日)です。

ご参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。

お待ちしています!

詳細

  • 開催日時:2021年7月25日(日) 20:00~21:30
  • 開催方法:オンライン(Zoomを使用します)
  • 人数:15名(申込締切:開催前日18:00)
  • 参加費:1,500円
  • ナビゲーター:アーダコーダ理事 清水将吾 
  • チケット購入・イベント詳細: http://ardacodatalk13.peatix.com

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局