
このたび、ご依頼をいただき、株式会社ワオ・コーポレーションにて、こども向けの哲学講座の運営や教材開発に携わる皆様を対象とした「こども哲学研修プログラム(全3回)」を実施しました。
本研修は、NPO法人アーダコーダが実施する「こども哲学ファシリテーション養成講座<基礎編>」をベースに、ご要望を踏まえて設計したオーダーメイド型の研修です。今回は5名の方にご参加いただき、レクチャーに加え、ファシリテーション演習や事例紹介、さまざまなワークの体験などを通して、こども哲学の考え方や実践方法について学んでいただきました。
「体験すること」を重視した実践型プログラム
研修では、「こども哲学とは何か」「こども哲学におけるファシリテーションとは何か」を、知識として学ぶだけでなく、参加者自身がこども哲学を体験し、ファシリテーションを実践する時間も重視しました。
対話への参加、ファシリテーション、振り返りを繰り返すことで、参加者一人ひとりが、こども哲学における場づくりや、問いをともに探究する姿勢について理解を深めていきました。
「セーフティな場」の大切さを実感
参加者からは、次のような感想が寄せられました。
「実際にやってみることで、一番は『セーフティな場を保つこと』の重要性を痛感しました。」
「実際の体験ワークが印象に残りました。」
「普段は講師(ファシリテーター)側なので、話しやすさが確保されていることや、意見を受け止めてもらえる嬉しさが体感できました。」
ファシリテーターの役割は、議論を進めることだけではありません。参加者が安心して自分の考えを話し、お互いの違いを尊重しながら考え続けられる「セーフティな場」を育むことが、こども哲学の土台となります。
今回の研修では、そのことを参加者自身が体験を通して実感してくださったことが、とても印象的でした。
それぞれの現場で、「安心して話し、考えることができる場」を
アーダコーダでは、学校や教育機関だけでなく、企業・自治体・各種団体の皆様を対象に、ご要望に応じたオーダーメイドの哲学対話・こども哲学研修を実施しています。
研修で得た学びが、それぞれの現場での教材開発や学びのデザイン、そして子どもたちが安心して共に話し、問い、考えることができる場をつくる実践へとつながっていくことを願っています。
(ライター:井尻)

