【実施レポート】2022年度 こども哲学ファシリテーター養成講座<地域/オンラインで場を開く実践編>@会場/オンライン

2022年12月から4ヶ月間にわたり、掲題の講座をオンライン、会場の2コースで実施いたしました!

本講座は、受講生のみなさんが中心となり、実際に、こどもたちを集めてこども哲学の企画・実施(進行)・振り返りをすることを通して、「こども哲学とはどういうものなのか」、「自分らしいファシリテーションとは何か」を探究していく全19.5時間+aの講座です。

〈会場編レポート〉
ファシリテーターとしてこども哲学の道を歩んでいくうえで、大切なことの一つに「仲間探し」があると思っています。

書籍や論文、研修会への参加などから新しい知識や情報を得ることはでき、それも非常に重要なことです。ただ、何か壁にぶつかった時、自分ですべてを判断できないと感じた時、もちろん実践を行う上で嬉しいことがあった時にも、共有できる仲間がいれば、また一歩遠くまで行けるのではないかと思います。

今回の実践講座はこども哲学のプログラムを企画し、自分らしいファシリテーションスタイルを模索・探究していく、という命題がありましたが、それをほかの参加者と「共に」行える、という貴重な体験を提供できる場となったのではないかと感じております。

会場編では、できるだけ参加者の方同士のやり取りを活発に行っていただけるよう、より良い関係性を築くお手伝いをと、コースの内容を進めていきました。

企画の内容についても講師のみならず互いに多く質問し合い、意見を出し合い、最終化していくことができました。また当日の企画終了後もそれぞれの参加者から互いに良いことだけでなく、よりよくできる点についても伝え合うことができており、実践を越えて、それぞれ持ち帰っていただけるものがあったのではないかと思います。

これからも参加者の方の「こども哲学」の旅が続いていきますように。(ライター:とば)

〈オンライン編レポート〉
オンラインコースでは、4名の受講生の方と講師の井尻、盛岡の6名で「自分らしいファシリテーション」を模索していきました。受講生一人ひとりがこども哲学の企画を立て、受講生同士がお互いにサポートし合いながら実施まで行いました。また、企画の検討や実施後の振り返りを全員で行うため、その分得られるものが多くありました。いろいろな実践者の実践を見て、初めて「自分らしいファシリテーション」の在り方が見えてきたのではないかと思います。

受講生の方からのお声を一部ご紹介いたします。

Q:今回講座を受講してみていかがでしたか?

・これまで他の実践者のこども哲学を見たことがなかったし、長く実践されている方からのフィードバックをもらうことがほとんどなかったので、適切なFBや情報をいただけてとても勉強になりました。自分の企画したこども哲学の場を準備し実践、FBしてもらえる場は、とても貴重な体験でした。企画に集中できる環境や、フォローし合える環境もありがたかったです。講座内容はもちろんの事、質疑応答や実践例もたくさん聞けるので、実際のこども哲学の場で活用できる学びを得ることが出来ると思います。

Q:この講座はどんな人におすすめですか?

・こども哲学をまだ開催してない人はもちろんですが、数回やってみて「あれ?これでいいの?」「なんかうまくいってないような気がする」という方にもおすすめです。

(ライター:盛岡)

次回のこども哲学ファシリテーター養成講座<地域/オンラインで場を開く実践編>@会場/オンラインは現在調整中ですが、6〜7月頃にお申込開始予定です!

もっとこども哲学について深く考えたい、こども哲学の企画から実施、振り返りまでを経験豊富な講師のフィードバックを受けながら行いたい、他の受講生の方と共に「自分らしいファシリテーション」を探究したい。こんなご要望にお答えできる講座となっております!ぜひ皆様のお申し込みをお待ちしております!

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局