てつがくする仲間が
集う学び舎

中高生世代向け哲学探究プログラム
てつがくの学校

「考える力」が大事だと言われる一方で、
「すぐには答えの出ない問い」に時間をかけて
向き合える場は多くありません。
勉強や進路、日々の予定に追われるなかで、
「なぜ学ぶのか」「どう生きたいのか」
といった根っこの問いは、
浮かんでも置き去りになりがちです。

さらに、家庭や学校、SNSには、
問いを口にすると浮いてしまったり、
からかわれたり、面倒だと
思われたりしそうな空気も残っています。

結果として、問いが湧いても言葉にできず、
考えを深める機会に出会えないまま、
ひとりで抱え込んでしまう。
そして、いつの間にか
消えてなくなってしまう。


だからこそ、
問いを持ち寄り、対話を重ねながら、
共に探究できる仲間と場が必要です。

てつがくの学校は、
「てつがくしてしまうが、
てつがくすることができない」
中高生世代のための新たな学びの場です。

ABOUT
school of
philosophy

てつがくの学校とは

全国から中高生世代約30名が集い、対話を重ね、
1年間かけて自らの問いを哲学的に探究する学びの場

lecture
月1回

哲学探究に関するレクチャー

「哲学」探究に必要な知識や考え方を講師陣が講義やワークを通じてレクチャー。
世界に向き合う姿勢や物事を批判的に考える力などを一から養っていきます。(1.5h×10回)
・なぜ哲学するのか
・哲学するとはどういうことか

・いかにして問いと出会うか
・いい問いとは何か

・哲学探究の進め方

・哲学書を読むということ
・アーギュメントの作法

・文章以外の哲学の表現 など
mentoring
月2回&年数回

グループメンタリング&個別メンタリング

探究は個人単位で進めつつ、グループに分かれて行うゼミ形式。

メンターのサポートにより、ひとりでは見落としてしまうような、探究に足りない視点や観点を補います。

(グループメンタリング:1.5h×26回、個別メンタリング:0.5h×5回)
・哲学対話や哲学相談
・それぞれの問いや探究の共有とディスカッション
event
年4回

対面イベント

参加者全員で集まり、それぞれの想いや問い、悩みや思考を共有し合います。
仲間と対話を重ねることで、探究の主題のみならず、自己に対する新たな発見を得る機会。(6h×4回)
・顔合わせとキックオフ(3/26@東京大学駒場キャンパス)
・想いと問いのポットラック(7月下旬@東京)
・探究成果中間発表会(12月下旬@東京)
・探究成果発表公開イベント(3月下旬@東京)
output

アウトプット

文章または何らかの表現(例..絵画や造形など)の形で自身の探究をまとめます。
上記の文章や表現は、参加者全員のアウトプットをまとめた「小冊子」や探究成果発表公開イベントでの「発表」という形で社会にひらきます。
LECTURER
講師
梶谷 真司
かじたに しんじ
東京大学大学院総合文化研究科教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は哲学、医療史、比較文化。近年は哲学対話を通して、学校や企業、地域コミュニティなどで「共に考える場」を作る活動を行い、いろんな人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」という新しいジャンルを追求している。近著に『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』(2018・幻冬舎)、『書くとはどういうことか 人生を変える文章教室』(2022・飛鳥新社)、『問うとはどういうことか 人間的に生きるための思考のレッスン』(2023・大和書房)、『哲学対話の冒険日記』(2023・あいり出版)がある。
桐田 敬介
きりた けいすけ
一九八六年埼玉生まれ。専門はアメリカの教育哲学者マキシン・グリーンのアート教育哲学に関する研究。アートと教育と哲学の結ばれるところについて探求を続ける。上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科専任講師。近訳書にマキシン・グリーン『想像力をときはなつ アートと教育が社会を変える』(上野正道監訳、桐田敬介、近藤真子、園部友里恵訳、勁草書房、2025年)。
永井 玲衣
ながい れい
人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらく。問いを深める哲学対話や、政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメントD2021などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)『世界の適切な保存』(講談社)『さみしくてごめん』(大和書房)『これがそうなのか』(集英社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
佐々木 晃也
ささき こうや
哲学研究者。北海道生まれ、京都在住。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程/株式会社メタ。人間の生き方への関心などから、大学院ではスピノザ哲学について研究している。加えて、哲学と社会のあいだで2000年代以降に顕著となってきた国際的動向(企業内哲学や哲学対話)にかんする調査・実践もおこなっている。最近の著作物としては、「スピノザにおける変異の問題」(所収『スピノザーナ』19, 2025)、「哲学者の責務、あるいは哲学者の社会的役割について」(『現代思想』53(12), 2025)など。
井手尾 雪
いでお ゆき
アーティスト/株式会社BACK HILL代表。2016年、東京にある四畳半の部屋に200kgの砂を敷いた「砂の部屋」に暮らし始める。以来、砂を使ったインスタレーション作品の発表を中心に行う。自室の開放や展覧会の開催を通して、これまでに千名以上を砂の上へ迎え入れる。
苫野 一徳
とまの いっとく
哲学者・教育学者。熊本大学大学院教育学研究科准教授。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。主な著書に、『どのような教育が「よい」教育か』『勉強するのは何のため?』『教育の力』『「自由」はいかに可能か』『子どもの頃から哲学者』『はじめての哲学的思考』『「学校」をつくり直す』『ほんとうの道徳』『愛』『NHK100分de名著 苫野一徳特別授業 ルソー「社会契約論」』『未来のきみを変える読書術』『学問としての教育学』『『エミール』を読む』『親子で哲学対話』『本質観取の教科書』など。
角田 將太郎
つのだ しょうたろう
NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ代表理事。1995年生まれ。千葉県出身。東京大学教養学部卒。哲学や哲学対話の研究と実践を往復しながら、互いに配慮し合いながら共に考える場をつくる方法について探究している。こども家庭庁「こども・若者意見反映推進のための調査研究」に有識者・ファシリテーターとして関わる他、中学道徳科教科書『新しい道徳』(東京書籍)編集委員なども務める。著作に「哲学の本質をめぐる諸立場の整理」(『科学史・科学哲学』No.28)など。
MENTOR
メンター

浅野 萌

あさの もえ
「人はみな無名の哲学者である」をコンセプトに哲学対話を主軸としたワークショップを企画・運営する。「無名哲学」代表。上智大学文学部哲学科卒。会社員を経たのち哲学の世界にUターン、対話の場づくりとともに、逗子のアフタースクールで子どもの居場所づくりに携わっている。

石川 知輝

いしかわ ともき
オックスフォード大学神学宗教学部博士課程。4〜5世紀のキリスト教思想家アウグスティヌスを研究している。2016年国際哲学オリンピック日本代表(Honourable Mention受賞)。2022年日本哲学会『哲学の門』優秀論文賞受賞。2023年から2025年9月まで日本学術振興会特別研究員DC1。

尾崎 絢子

おざき あやこ
様々な場所で大人や子どもと対話する場作りをしている。主に幼児期の子どもや子どもの支援者(子育て中の保護者や保育士など)と共にする対話を実践の軸にしており、現在は複数の園で、哲学対話を導入・設計・実践・研究する講師として参画。保育士・幼稚園教諭・修士(教育学)。
安本 志帆
やすもと しほ
高校コーディネーター。高校生との哲学対話を基盤に企業・地域・医療現場でも実践。共著『こどもと大人のてつがくじかん』。こどもの権利、平和教育・主権者教育・包括的性教育を手がかりに民主主義を探究する。
井尻 貴子​
いじり たかこ
NPO法人アーダコーダ副代表理事。大阪大学大学院文学研究科(臨床哲学)博士前期課程修了。ハワイ大学客員研究員(2024~2026年)。共著書に、『哲学カフェのつくりかた』(大阪大学出版会、2014年)、『こども哲学図鑑』(あかね書房、2022年)など。​
SUPERVISOR

監修

河野 哲也

こうの てつや
立教大学文学部・教授、博士(哲学)。日本学術会議委員(第26〜27期)哲学委員会委員長、日本哲学思想系諸学会連合事務局長、日本哲学会理事。専門は現代哲学と倫理学。とくに、現象学や認知哲学を専門としている。子どものための哲学対話を、未就学児から高校生まで対象として全国の教育機関や図書館などで実践し、哲学対話を用いて地域創生や環境問題について解決を実践している。代表著作:『じぶんで考え じぶんで話せる:こどもを育てる哲学レッスン・増補版』(河出書房新社、2026)、『アフリカ哲学全史』(ちくま新書、2024)、『教育哲学講義:子ども性への回帰と対話的教育』(勁草書房、2025)など。
OUTLINE

募集要項

実施期間
2026年4月2027年3月 ※初回は2026年3月26日実施
対象
・全国の中高生またはそれに準ずる年齢の方。

※令和8年度に13~18歳を迎える方が対象です。 
※学校に在籍していない方でも年齢が該当すれば問題なく参加可能です。
・原則、すべての回に参加できること。
 
※年4回の対面イベント(都内開催予定、交通費は各自負担)を含む。
・zoomを原則カメラオンで使用できる環境があること。
・メールおよび連絡アプリなど、インターネットを用いた連絡が可能であること。
・日本語でのコミュニケーションが十分にとれること。(プログラムは日本語で実施します。)
募集人数
定員30名(最低催行人数10名)
参加費
無料
募集期間
2026年2月18日(水)2026年3月8日(日)
選考方法
応募フォームにて提出された内容をもとに選考いたします。必要に応じて面接(オンライン・30分程度)を実施することがあります。
選考結果は2026年3月15日(日)までに順次メールでご連絡いたします。
選考基準
・問い考えることへの熱意、探究を自律的に進められる自主性や積極性、ダイバーシティ等を重視して選考させていただきます。
・学校や自主学習等における探究活動の実績や探究学習の経験の有無は選考には影響しません。経験のない方も平等に審査いたしますので安心してご応募ください。
・選考理由や選考プロセスは結果に関わらず開示いたしません。ご了承ください。
その他注意事項
・申し込み時にご記入いただいた個人情報を、本プログラム実施以外の目的で使用することは一切ありません。
・必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
・本プログラムの記録写真、記録動画および制作物等を、活動報告や広報の目的で印刷物やウェブサイトで公開する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
・プログラムを受講するにあたり、受講予定者およびその保護者には 「プログラム参加申込書」「個人情報等の取扱いに関する同意書」、対面イベント時の「出張同意書」をご提出いただきます。
INFORMATION
SESSION

事前説明会

カリキュラムや応募方法についての説明会を実施いたします。 お一人でのご参加はもちろん、保護者の方の参加も歓迎です。
第1回:2026年2月21日(土)18:00~19:00
オンライン(zoom)
第2回:2026年2月27日(金)20:00~21:00
オンライン(zoom)
※第1回と第2回の実施内容は同じです。ご都合宜しい日程にご参加ください。
※事前説明会への参加は任意です。事前説明会への参加状況は選考には影響しません。

ご都合により上記2回にご参加できない方にはアーカイブ動画をお送りいたします。
ご希望の方は下記よりアーカイブ視聴の申込を行ってください。(動画をお送りするのは第1回説明会後となります。)
事前説明会に参加希望の方はこちら
事前説明会に参加できない方向け
MANAGEMENT

運営団体

主催:NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ
協力:東京大学共生のための国際哲学研究センター

お問い合わせ:tetsugakunogakko@ardacoda.com

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