【開催レポート】哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク「東南アジアで哲学するとは 〜ジオフィロソフィー入門〜 」

7月の「哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク」では、東南アジア各地で哲学実践に携わってこられた望月先生をお迎えし、これまでのご経験やご知見をうかがいました。

数年前にカンボジアでの哲学実践をご一緒したことがある私にとっては、「哲学の実践にはこんなにも多様な広がりがあるのか」という気づきを得た原点に立ち返る機会でもありました。

冒頭では、カンボジア、タイ、フィリピンなど、様々な国で展開されている哲学プラクティスの事例を交えながら、それぞれの地域が抱える社会的背景や教育文化、そしてその中で哲学がどのように受け止められ、形づくられているのかをお話しいただきました。形式やテーマの選び方、参加者の関わり方など、日本の実践とは異なる多様なアプローチが紹介され、会場には驚きや関心の空気が広がりました。特に、現地の人々の語りの力や表現の豊かさについてのエピソードは印象的でした。

日本の実践と比較することで、地域や文化がもたらす独特の活力や表現の厚みが、哲学の場の空気や進み方にどのような影響を与えるのかが浮かび上がりました。こうした視点は、日本での哲学プラクティスを見直す上でも大きなヒントになりそうです。日本でも哲学の実践が広がりつつある今、海外の多様な事例に触れることは、自分たちの活動を広い視野で捉え直すきっかけになります。今回のトークは、国や文化を超えて哲学がどのように形づくられ、根づき、人々の間を流れていくのかを考える、深く刺激的なひとときとなりました。
 (ライター:つの)

次回のゲストは豊橋技術科学大学准教授の岩内章太郎さんです。岩内さんのご専門は現象学を中心とした哲学。そして、現象学の視点を取り入れた哲学対話である「本質観取」にも取り組まれています。今回は、岩内さんに、この「本質観取」について、ゼロから詳しくお伺いしたいと思います。

[ 主催 ] NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ
[ 日時 ] 9月6日(火) 10:00~11:30 (アーカイブ配信あり)
[ 場所 ] オンライン
[ 対象 ] 定員30名
[ 参加費 ] 1,500円
[ 申込方法 ] Peatixページから詳細・お申込はこちら

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局