武蔵野大学高校 第5回〈授業レポート〉

武蔵野大学高校での第5回授業が、6/16(水)に行われました。


哲学対話をする上で大切なことを全体で確認した後、今回も質問ゲームを行いました。「JKとは言うのにDK(男子高校生)とは言わないのはどうして?」「小学生にスマホは早い?」など、以前生徒から出してもらった”理由を考える”ような問いを使って、問う側も答える側もゆっくりと悩みながら、時折わいわいと楽しむ姿が印象的でした。


後半も前回と同様、生徒から問いを出してもらった後、対話したい問いに票を入れてもらい、上位3つの問いで哲学対話に取り組みました。選ばれた問いは「報われるか分からないのにどうして努力をするの?」「下ネタはコミュニケーションを取る上で大事か?」「教師との恋はあり?なし?」。

各問いごとにグループに分かれ、30分間じっくりと対話を行いました。今回扱った問いはそれぞれに方向性や性格の違いがあって(「下ネタは…」のグループは問いを選んだはいいけど具体的な言葉が出しづらい、「報われるか分からない…」のグループはそもそも捉え方がかなり大きく異なった、など)、生徒もそういったそれぞれのもどかしさを感じながらも、問いに接してくれているな、ということを切に感じました。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局