【開催報告つき】[2018年2月18日(日)]こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

こどもの主体性を引き出す「こども哲学実践講座」
こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座
「こども哲学」を行うために必要なことについて実践を通して学ぶ講座です。こどもたちとじっくり対話し、ゆっくり考えることにご興味ある方、自分もやってみたいという方、ぜひご受講ください。

【講座概要】

● 日時:
2018年2月18日(日)
10:00~13:00 (予定):入門講座
14:00~18:00 (予定):実践講座 ※入門講座を既に受講された方のみ受講可能です。
18:00〜19:30 (予定):懇親会(同会場にて、懇親会を行います。)

● 対象:
「こども哲学」に関心のある方
こどもの主体性を引き出す対話の場づくりに関心のある方
「こども哲学」や哲学対話を取り入れた授業づくり・教育実践に興味のある教員・教育関係者の方
※「こども哲学」未経験の方も歓迎です。哲学の知識は不要です。

● 会場:新宿NPO協働推進センター 501号室
東京都新宿区高田馬場4-36-12
※電車:高田馬場駅下車徒歩15分
※バス:小滝橋下車徒歩4分
アクセスマップはこちら

https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000143374.pdf

●定員:20人程度

●参加費:1講座 5,000円。同日の「入門講座」「実践講座」通し受講 9,000円。
懇親会費:1,500円(軽食、飲み物代として)
※参加費は当日会場にて申し受けます。

●主催:NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

●申込み:下記Googleフォームよりご入力ください。

https://goo.gl/forms/dzHloKKNYGkq0eNU2

●メイン講師:堀越 睦

http://ardacoda.sub.jp/member/#horikoshimutsumi

●サポート講師:土屋陽介

http://ardacoda.sub.jp/member/#tsuchiyayosuke

※ほか、小学校、中学校、高校などでこども哲学を実践してきたアーダコーダメンバーが当日サポートいたします。

【予定プログラム】

●入門講座
1. こども哲学ってなに?
2. やってみよう!哲学対話
2.1 問いをつくる
2.2 探究する
〜休憩〜
3. こども哲学のレシピ
4. 質疑応答
5. 参考文献紹介

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●実践講座
1. ファシリテーターのためのヒント
2. やってみよう!ファシリテーション
〜休憩〜
3. 対話の振り返り
4. 質疑応答

●お問い合わせ先:info@ardacoda.com(事務局担当者宛)

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▪️開催報告▪️2月18日アーダコーダ主催こども哲学入門講座・実践講座

今年度最後のアーダコーダ主催こども哲学入門講座・実践講座も新宿NPO協働推進センターにて、多くの方にご参加いただき開催しました。今回も、学校教員、会社員、主婦、学芸員、高校生やご自身で教室を開催されている方など、様々なご関心をおもちの方にお集まりいただき、大変充実した内容になりました。また、地理的にも、長野や石川、大阪など関東圏以外の遠方からも複数の方にご参加いただき、こども哲学およびアーダコーダの活動への関心の高まりを感じています。

講師は1日を通してメイン講師としてアーダコーダ理事の堀越が、サポート講師として同じくアーダコーダ理事の土屋が務めました。またスタッフとして、アーダコーダより、三浦、幡野、角田、小川が参加しました。

【午前 こども哲学入門講座 参加者:24名】
午前中の入門講座は、参加者全員で輪になり、コミュニティボールをつくりながら自己紹介をしました。1.今日呼ばれたい名前、2.好きな色、3.世界で一番好きなモノ・コト、を紹介していくうちに少し硬かった参加者の表情が、だんだんとゆるんでいったのが印象的でした。学校の教室などでも学級びらきと合わせてみんなで一つのコミュニティボールを作ることがありますが、講座の参加者メンバーもその日限りではありますが、ゆるやかなコミュニティの始まりを感じていただけたのではないでしょうか。

そのあとは、開智日本橋学園中学校などで哲学対話の授業を日々担当している土屋理事がこども哲学の理念と概要についての講義を20分ほど行い、現在のこども哲学を取り巻く状況について全員で理解を深めます。土屋の日々の実践の経験を踏まえた貴重な内容になりました。
講義の後は、3つのグループを作り、講師のファシリテーションのもと哲学対話を体験。3つのテーマ、「仕事」「幸福」「こどもとおとな」からひとつ選び、問いをつくるところからスタート。講義の中で紹介された、対話を深めるための問いかけを使いながら、どのグループもじっくり考え、対話をしました。実際に自分で哲学対話をしてみるのは初めてという方も。こども哲学といっても、まずは私たちおとな自身が哲学対話を楽しむことが肝心です。はじめての経験も楽しんでくださっている方が多かったように感じます。
対話の後は、堀越が20分ほど講義をし、質疑応答へ。講座終了後、昼食中も講師やスタッフを捕まえて熱心に質問をしたり、参加者どうしで穏やかに懇談をしている様子が多く見られました。

【午後 こども哲学実践講座 参加者:20名】
1時間の休憩をはさんで午後は実践講座。入門講座を受講してくださった方のほとんどが、実践講座も受講してくださいました。実践講座のメインは、受講者のみなさんに哲学対話のファシリテーターを体験していただく時間です。そのために午後は、まずはファシリテーターのためのヒントについての講義からスタートしました。そのあと、5人のグループを4つ作り、哲学対話のアイスブレイクとしてよく活用する質問ゲームを体験します。講義だけではイメージしづらかったであろう様々な質問を、質問する側、される側どちらも体験していただけました。

そして、哲学対話のファシリテーター体験へ。これまでにファシリテーターの経験がある方も、初めてファシリテーターをやる方も、それぞれがその人らしさを出していて、毎回こちらとしても学ぶことがたくさんあります。みなさん長時間の哲学対話のなかで時に混乱しながらも楽しんで実践をしてくださっている姿が印象に残っています。ファシリテーターを体験した後は、講師やスタッフからフィードバックをもらいながら、改めてファシリテーションの難しさとそれぞれの課題を確認します。みなさん、長時間の対話の体験にお疲れの様子でしたが、対話の楽しさとファシリテーションの難しさ、どちらも感じていただけたと思います。

最後にアーダコーダの関係者が行なっているこども哲学の実践事例紹介等を行った後、一日を通じての質疑応答を行いました。

「ファシリテーターは知識をどうやって収集していく?その心がけは?(この先生は知識が無い人だと思われるのが不安…)」「議論を追いかけるために、板書をしたいのだが、そのメリット、デメリットがあるとすればなにか。」「授業で行う際に、担任が対話に入ること、入らないことの効用は?」「哲学対話をするときにおおよその指導計画(この質問を必ず入れる、大体の落とし所をつけておく、など)はある?」などの質問に対して、経験豊富な講師陣も、共に悩みながら、現在の到達点からお答えをしました。

1日という短い時間でしたが、アーダコーダの考えるこども哲学のポイントについて体験を通して理解していただけたのではないでしょうか。最近では講座修了生の方々はアーダコーダのインターンを始め、各地で様々な実践を展開されています。

アーダコーダの講座修了生に向けては、昨年末よりファシリテーター交流会といったイベントも開催しています。今後も修了生へのフォローアップに力を入れていく予定です。今回の受講生のみなさんも本講座を機にそれぞれの実践へと足を踏み出していっていただければうれしく思います。

あらためて1日にわたりご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。