【実施レポート】CANVASのキッズクリエイティブ研究所にてこども哲学を実施しました!

2023年1月21日および22日にCANVASのキッズクリエイティブ研究所にて計4回のこども哲学を実施いたしました。21日(土)は幼児さん、22日(日)は小学生との時間。

今年度幼児さんとは、「かわいい?」について考える時間としました。

「かわいい」の実態を探るため、こどもたちとまずは「かわいい」探しゲームを実施。
ファシリテーターの用意したかわいいカードを見ながらそれぞれ「かわいい」と思うものにシールを貼っていく時間に。
その後シールが多く貼られたものや全く貼られなかったもの、意見が割れたものを見ていき、「どうしてウーパールーパーがかわいいのか」、「どうして消しゴムはかわいくないのか」、「いもむしのイラストはかわいいけど本物のいもむしはかわいくないのか」などについて考えました。

その後は「かわいい」石さがし。冒頭のゲームでもカードの中にあった石。一見まったくかわいくない石。でもたくさん並ぶ石の中から自分が「かわいい」と思うものを見つけられるかにチャレンジしました。

そして最後はキッズクリエイティブ研究所らしい「つくる時間」。それぞれとっておきの「かわいい」を作る時間を過ごしました。それぞれ自分の作った一番の「かわいい」を持ち帰ってご家庭でも「かわいい」に関する対話が広げられているといいなと思っています。

今年度小学生とは、「きもち」について考える時間としました。まずはアイスブレイク的にとにかくたくさんの気持ちの種類を出していく時間に。

「せつない」きもち、「なんでやねん」というきもち、「むかつく」きもち、「おちつく」きもちなど、本当にたくさんのきもちに出会うことができました。
そしてその後はゆったりとゲームへ移行。
1.それぞれ自分の「いま」のきもちに気づく
2.気づいた気持ちを表現できる方法を考えてみる(ほかの人には内緒)
3.表現した作品(やジェスチャーなど)をほかの人に見せて、当てあいっこ

「作品を作っている中でどんどん気持ちが変化したので、変化する気持ちの様子を3つの作品にしました」
「今まさにすごくもやもやしている、という気持ちを表現してみた」
「この活動に対して無関心だという気持ちを表現するにはどうしたらいいか」
など、本当に率直に気持ちに気づきながら活動を行っている姿が印象的でした。

最後は全員で丸い円になり、対話の時間。問いは「気持ちは伝わるのか」。初めて見るコミュニティボールにわくわくしながらもお互いの名前を呼び合いながら、ボールを回しあってどっぷりと対話することができました。

キッズクリエイティブ研究所では来年度もワークショップを実施予定です。ご興味のある方はぜひリンクより、ご確認ください。(ライター:とば)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局