P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children— <写真ワークショップ>

P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children— <写真ワークショップ>

4歳から6歳までの子どもと、その保護者のための哲学対話イベント。今回は、特別編として写真ワークショップを開催します。

イベントの概要

● 内容:「遠いけど近いもの」「賑やかだけど静かなもの」など、さまざまな<お題>のもと、親子一緒に写真撮影と発表、哲学対話を行います。ある<お題>のもとに、光景を捉えようとすることで、世界が少し違って見えてくるかもしれません。ぜひお気軽にご参加ください。

● 持ち物:写真が撮影できるスマートフォンまたは携帯電話(親子で1台)、帽子、お飲物
※写真撮影は屋外で行う予定です。必ず帽子、お飲物等をお持ちになり、熱中症予防にお努めくださいますよう、お願いいたします。
※雨天の場合は、プログラムを少し変更し、実施いたします。

● 日時:2015年8月22日(土) 10:30〜12:15 (10:15より受付開始)

● 対象:4歳、5歳、6歳のお子様および保護者の皆様
※姉妹・兄弟でご参加いただいても構いません。

● 会場:東京大学 駒場キャンパス 21 KOMCEE 303

●定員:親子15組 (申込み先着順)

● 参加費:無料
※当日イベントの様子を撮影し、今後、UTCPや当団体の広報等に使用する場合があります。予めご了承ください。
※会場での飲食物の販売はございません。

● 使用言語:日本語

● 主催:特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

● 共催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
上廣共生哲学寄付研究部門 L3プロジェクト「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)

● 申込み:定員に達したため、申込みを締切りました。 

オーガナイザー

  • 川辺 洋平川辺 洋平

協力:梶谷真司 (UTCP・P4Eプロジェクトコーディネーター)

レポート

3月から月に1度、半年間に渡って開催してきた「子どものための哲学対話」ですが、今回が定期開催の最終回でした。最終回は特別編として、写真ワークショップを開きました。 ひと家族を1グループとして、用意したクジを引くところから、今回のワークショップは始まりました。クジには「きたないように見えるけど、きれいなもの」や、「みえないようで、たしかにあるもの」など、全部で5つの<お題>が書かれています。親子一緒になって駒場キャンパス内を自由に歩き回って、<お題>に即した写真を撮影してもらいました。

<お題>に取り組んでいる間、子供たちは大人の「これを撮ってみたらどう?」といった提案にただ従うのではなく、自分なりに「なにが良いかな?」と探し回る姿が印象的でした。なかには、何の変哲もないコンクリートの壁や、生えている雑草など、「それがどうして、そのお題なの?」とついつい聞いてみたくなるような写真を次々に撮っている子もいました。

撮影を終え教室に戻った後は、各<お題>ごとに、撮った写真とその理由を1グループごとに発表してもらいました。はじめに写真だけを見て、理由を聞くまでの間に「どんな思いが裏に隠れているのだろう?」と想像すると、子供たちが何をどう受け取り、どのようにものを見ているのかを垣間見ることができました。なかでも、目から鱗だったのは、<見えないようでたしかにあるもの>というお題に、「まだ咲いていない花」の写真を撮ってきたグループです。「今はツボミだから花は見れないけど、でもある」という説明に、たしかに!とうなずいてしまいました。

発表の後は大人も子供も円になって、ワークを終えた後の感想を話し合いました。普段の「円になる対話」とは形式が異なりますが、さまざまなお題を通して「真逆だけど、成り立つものってなんだろう?」と考え、見つけて、写真におさめて、それを他の人に説明してみることで、自分のなぜ?や、他の人のなぜ?に触れることのできる時間を作ることができました。

今回で定期開催は最終回となりましたが、今後もさまざまな問いや方法をもちいて、大人も子供も一緒になって「なんでだろう?」と首をかしげられる場所を設けていきたいと思います。

  

(生出 英梨子)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局