【こども哲学対話教室ソフィー柏の葉 2022年度第11回目〈実施レポート〉】

こども哲学教室ソフィー柏の葉で9月3日(土)に今年度第11回目のクラスを実施しました。

今回テーマは「造形×対話」でした。クラスの様子をレポートします。

まずは、前回作成したルールの紙を使ってルールの確認。ビギナーでは、ウォーミングアップで身体をつかってミニルール作り遊びも行いました。そしてみんなの大好きな粘土づくり。キーワードからイメージする形を作っていきました。

キーワードは「どきどき」「たのしい」「はらはら」「まほう」「すき」「きらい」「きもちわるい」。アドバンスの子どもたちと講師で考えたものです。

作品づくりでは、子どもたちの個性が見られました。作りこんで1つの作品を発表する子、何回も作り直して納得できるものを作りたいと頑張る子、湧き出たアイデアをどんどん発表する子・・・。

新しい物語が展開していくような作品作りをしてくれた子も多く、そこからみんなで物語の行く先を考えたりもしました。

たとえば、「どきどき」「はらはら」のキーワードから作った、Rちゃんの作品。ジャングルで倒れている人にいったい何が起こったのだろう、というのを、Rちゃんに質問しながら、物語をみんなで膨らませました。みんなとの対話をすすめた後、Rちゃんの作品にジャングルの地面から生える植物が付け足されました。

対話をすすめながら作品を作っていくため、対話が作品を変え、作品が対話を発展させる、という楽しい循環がありました。

粘土づくりでの対話は、いつもより多くの質問が出ました!お互いの考えを共有し、それによって変化が生まれることが目に見えて体験でき、対話の楽しさを実感してもらえたのではないかなと思います。

ソフィー柏の葉では、毎回様々なテーマ・活動を通じてこどもたちと「哲学する」事を楽しんでいます。クラスは毎月第1、第3土曜日に実施しております。体験も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。(ライター:西脇) 

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局