2023年9月 こども哲学教室ソフィー@オンライン 実施レポート

9月2日、16日にオンラインでこども哲学教室ソフィー@オンラインが開催されました。

2日のアイスブレイクは「おなじのさがし」で頭の体操をしていきました。講師のもじゃこさんがこどもたちに見せた物はコップとペン。

「コップとペンでおなじところはあるかな?」
しばらく考えたあと、こどもたちからは
「どっちも使うもの」
「どっちも書くとカタカナ」
「どちらもプラスチック素材が使われている」
「どっちも上から見ると丸い」
などいろいろな共通点が見つかりました!

その後は、まいにち哲学カレンダーを使って哲学対話。

こどもたちが選んだ問いは
「お金があって自由がないのとお金がなくて自由があるのどっちがいい?」
対話をする中で以下のような問いが生まれていきました。

「お金で自由は買えるのかな?」
「自由があるってどんな状態?」
「そもそも自由にお金のあるなしは関係あるの?」
「私から自由を奪っているのは何(誰)?」
「いろいろなルールがある学校にいても自由を感じる?」
「なんで学校や先生、親はこどもの自由を奪うんだろう?」
「のらねことかいねこはどっちが自由なの?」
「自由って幸せなの?」

いろいろな視点から自由について考えることができました!

16日のアイスブレイクは、「ピッタリ探し」。

「つよい」「ときめき」「自由」「弱い」「怒り」などいろいろな言葉にピッタリのものを持ってきてそこから対話をするというようなゲームをしました!

Mさんは「つよい」のお題に対して「つよい」と書かれた言葉を持ってきてくれました!
斬新だね〜とみんなで笑った後に、「文字だけでつよいって感じするかな??」から考え始めました。
例えば、おみくじの大吉みたいにその文字にどんな価値を感じるかで行動が変わるとのこと。
また、手のひらに「できる」と書いて飲み込んだらできたという体験談から、言葉はただのきっかけで、実は自分の心が強いんだ(できるって言葉がなくても、もともとできる)と思うという意見もありました。

ゲームや遊びを通して哲学対話をしていくやり方はこどもたちも楽しくのびのびと参加できている印象です。
講師のもじゃこさんは、遊びを考えたり、こどもたちに楽しかった〜と帰ってもらえるような時間をつくり出すことがとても上手で学びがありました。(ライター:盛岡)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局