
2025年11月の哲学プラクティスあれこれゆるゆるトークのテーマは「あらためて、”哲学対話”ってなんだろう?:梶谷さんの考える、哲学対話のこれまでとこれから」。ゲストには、東京大学大学院総合文化研究科教授の梶谷真司さんをお迎えしました。
梶谷さんの専門は哲学、医療史、比較文化。そして近年は哲学対話を通して、学校や企業、地域コミュニティなどで「共に考える場」を作る活動を行い、いろんな人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」に取り組んでいます。2018年に出版された著書『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』 (幻冬舎新書) は大きな話題を呼びました。これをきっかけに哲学対話を知ったという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、あらためて、
「哲学対話」ってなに?
・梶谷さんは、どのように哲学対話に取り組んできた? どうして?
・梶谷さんの考える「哲学対話」のこれまでとこれからとは?
といったことをテーマにお話を伺いました。
「哲学対話」という言葉の解説からはじまり、梶谷さんと哲学対話の出会い、”Philosophy for Everyone”というプロジェクト、これまでの取り組みのこと、具体的にどのようにやっているか、哲学対話で大切なこと、ルール、そして哲学対話の効果、「場の作り方」の重要性、インクルーシブな場づくりといったことまでじっくりお話いただきました。
「哲学対話っていうのは、意見が違うからこそ楽しい、一緒にいる意味があるっていう風に実感できる」という梶谷さん。
「哲学対話で一番大事なことって、一緒に考えると仲良くなるっていうこと。ある意味すごく不思議なことが起きると思うんですね。それでいつの間にかお互い尊重するような関係が作れているっていうのが、僕は哲学対話の魅力だなと思います」という言葉に、大きく頷いた方も多かったのではないでしょうか。
途中、参加者の方から「上手くいかないケースは少ないとのことですが、上手くいかなかった時のお話も聞いてみたいです(何をもって「上手くいかない」というのかも一緒にききたいです!)」
「公共政策について(たとえば、防衛費増や、消費税減税など)も、哲学対話のテーマになりえるのでしょうか。」といったコメントや質問をたくさんいただき、またそれについても話は広がっていきました。最近「哲学対話」という言葉を知ったばかりという方にも、もうずいぶん「哲学対話」に取り組んでいるという方にも、おもしろいお話になったのではないかと思います。
私にとっても、あらためて哲学対話とは何か、について考える楽しい機会となりました。参加してくださった皆様、梶谷さん、ありがとうございました。(ライター:井尻) ️
好評につき、こちらのトークの、過去アーカイブ動画見逃し配信開始が決定しました。
配信期間中でしたら、いつお申し込みいただいても、2026年12月9日までお好きな時間に何度でもご視聴可能です。ぜひお申し込みください。
[ 期間 ] 2025年12月10日(水) ~2026年10月9日(水)
[ 対象 ] 哲学プラクティスに関心のあるすべての方
[ 場所 ] オンライン
[ 受講料 ] 1,500円
[ 申込方法 ] Peatixページにて
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