電通デジタル「哲学対話クラブ」第6回活動レポート

2019年7月2日(火)に(株)電通デジタルで第6回目の「哲学対話クラブ」の活動が開催されました。

第6回目はゲストとして元NHKプロデューサーで「注文をまちがえる料理店」の企画者である小国士朗さんをお呼びし、NHKでご担当されていた「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「テンゴちゃん」の制作の背景の話から、その後NHKを離れ「注文をまちがえる料理店」の企画に至るまでの心境の変化についてお話いただきました。

その後、講師を務める川辺の進行のもと、「小国さんのこれまでの仕事の共通点は何か」という問いについてグループで答えを1つにまとめ、そこから小国さんの肩書きを考えるワークを実施。肩書きに関するワークの中で、「なんのために肩書きがあるのか」「なぜ肩書きがあると安心するのか」という哲学的な探求にも広がる問いを川辺が示し、会場は哲学モードに。互いの意見を聞き合い、全員が納得する答えをああでもない、こうでもないと考えました。

最終的に「ヒューマンアンプ」「デアイナー」「あったかコミュニケーションデザイナー」など、ほかにも名前をもじった肩書きなど、ユニークな肩書きがずらり。それに対して、小国さんは「自分の考える自分のイメージとかなり違っていた」と驚きの表情を見せていました。最終的に小国さんに1番しっくりくるものを選んでもらったところ、該当なし、という結果に。「僕はやっぱり肩書きがない方がいい」と、言いつつも参加者から提案された肩書きが書かれたカードを大事に受け取っていました。

今回は様々なメディアの方にもご参加いただき、哲学対話クラブの活動への注目の高まりがうかがうことのできる会でした。(株)電通デジタルでは隔月で勤務時間後にサークル活動を実施しています。

アーダコーダでは企業内での哲学対話サークル設立を応援しています。サークル顧問就任の相談につきましては アーダコーダ事務局 info@ardacoda.com までご連絡ください。

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アーダコーダ事務局