2016年度第2回こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

「こども哲学」を行うために必要なことについて実践を通して学ぶ講座です。こどもたちとじっくり対話し、ゆっくり考えることにご興味ある方、自分もやってみたいという方、ぜひご受講ください。

イベントの概要

● 日時:
2016年11月26日(土)
10:00~13:00 (予定):入門講座
14:00~18:00 (予定):実践講座 ※入門講座を既に受講された方のみ受講可能です。
18:00〜19:30 (予定):懇親会(同会場にて、懇親会を行います。) 
● 対象:
「こども哲学」に関心のある方
こどもの主体性を引き出す対話の場づくりに関心のある方
「こども哲学」や哲学対話を取り入れた授業づくり・教育実践に興味のある教員・教育関係者の方
※「こども哲学」未経験の方も歓迎です。哲学の知識は不要です。

● 会場:新宿NPO協働推進センター 501号室
東京都新宿区高田馬場4-36-12
※電車:高田馬場駅下車徒歩15分
※バス:小滝橋下車徒歩4分
アクセスマップはこちら

●定員:20人程度

●参加費:1講座 5,000円。同日の「入門講座」「実践講座」通し受講 9,000円。
懇親会費:1,500円(軽食、飲み物代として)
※参加費は当日会場にて申し受けます。

●主催:NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

●申込み:
※定員に達したため、申込みを締切りました。 

講師

  • 堀越 睦堀越 睦

※ほか、小学校、中学校、高校などでこども哲学を実践してきたアーダコーダメンバーが当日サポートいたします。

プログラム (予定)

●入門講座
1. こども哲学ってなに?
2. やってみよう!哲学対話
2.1 問いをつくる
2.2 探究する
〜休憩〜
3. こども哲学のレシピ
4. 質疑応答
5. 参考文献紹介

●実践講座
1. ファシリテーターのためのヒント
2. やってみよう!ファシリテーション
〜休憩〜
3. 対話の振り返り
4. 質疑応答

レポート

★前半:入門講座

哲学対話のツールの1つである、コミュニティボールづくりから、講座をスタート。
受講生全員で輪になり、1)名前、2)どこから来たか、3)世界でいちばん好きなものを話しながら、芯に、毛糸をぐるぐる巻いていきます。
全員巻き終わったら、バンドでとめて、まわりをぐるっと切って、ボールの完成!
そこから、いちど講義の時間に。
最初に、こども哲学、哲学対話とは『「Doing philosophy(哲学する)」であることをお伝えし、具体的にどのような手法でこどもと共に「哲学する」のか、そのアプローチの手法や進行役の役割などについてお話ししました。

その後「やってみよう!哲学対話」の時間に。
受講者の皆さんに、実際に哲学対話を体験していただきました。
いつもは「当たり前」として通りすぎていることの前で、ちょっと立ち止まって考えてみる。「そうだよね〜」と流さないで、「ほんとうに?」と問い合うことで、わかっている、知っていると思っていたことも、実はわかっていなかったことに気づく。
そんなことを対話をとおし、実感していただいたようです。

その後の質疑の時間には、それぞれの現場で実際に行うなら・・・という具体的な状況をふまえた質問がたくさん出ました。

   

★後半:実践講座

実践講座では、進行役の心構えや、ポイントについての講義を行いました。
哲学対話の途中、進行役が気をつけるべきところはどこかなど、実践で役立つポイントをお伝えしました。
講義のあとは、受講生の皆さんに、実際に哲学対話の進行をしていただきました。
少人数のグループに分かれ、1人20分ずつ、全員が進行を体験し、そのあと振り返りの時間を持ちます。
「途中で自分がなにを話しているのか、自分でわからなくなった!そんなときはどうしたらいい?」など「こんなときどうする?」という様々な疑問が出されました。また、受講者の皆さん自身が対話をとおして気づいたことなどを共有し、話し合いました。

  

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局