2023年12月17日にキッズクリエイティブ研究所にて、てつがく？のワークショップを開催しました。
今年度は幼児および小学生共に「すごい絵ってどんな絵なんだろう？」ということについて考える時間を過ごしました。
絵を見た時に「すごい！」という感想はよく出てくるかもしれません。しかしその「すごい」の裏にはどんな気持ちが隠れているのでしょうか。
「すごい」絵がすごいのかを対話し、絵の「すごい」部分を集めたコラージュを作成したり、それぞれ自分が思う「すごい絵」を形にしてみたり。
こどもたちからは「オリジナリティがあるのがすごい」「数が多いとすごい」「迫力があるとすごい」「細かい描写がすごい」「色がたくさんあるのがすごい」「絵に続きがありそうなものがすごい」「本物に似ているものがすごい」などいろんな話が出てきました。
コラージュする際「すごい」部分が切り取られた後の絵を見て
「すごいが切り取られた後の絵はこの状態でもすごいの？」
「大きい迫力のある絵が、100分の1くらいのサイズになってもまだすごいと思うか？」
「（たくさん虫の書かれた絵を見て）数をたくさん描いているのがすごいという話になったけど、一個でもすごい？」
「すごいと好きはいっしょなの？」
「すごいと思った時、どんなふうに心は感じている？」
など、一緒にたくさんの「すごい」を考えました。
これから先どこかでまた「すごい」絵に出会った時に、こどもたちがこの「すごい」は一体なんなんだろう、と考えてくれる瞬間が訪れたらいいなと思います。（ライター：とば）