オンライン哲学対話トライアル実施レポート(理事・天野)

例年ならば、春の温かな日差しをたっぷりと浴びて、仲間たちとワイワイお喋りをしながら出かけたり、食事を楽しんだりしてアクティブに過ごしている時期だったのかなぁと思います。まさか、こんな日々が訪れるなんて誰が予想していたでしょうか?covid-19の影響により、私たちは、生活の大きな変化を余儀なくされています。なかでも学校や職場
におけるオンライン活用の動きには目覚ましいものがあります。そのことへの期待も不安も両方あります。それは決して、「良い」とか「悪い」の一言でジャッジしてしまうことはできません。私たちのこれからの生活に、どのように活かして向き合っていくのかが問われてくるのだろうと思います。
そして、アーダコーダでも、これまで当然のように対面で行ってきた哲学対話をオンラインでやってみるという試みに取り組み始めました。4月に入ってから、すでに4回の「オンライン哲学対話」を実施しました。アーダコーダのスタッフを中心に、すでにファシリテーターとして活躍する面々の協力を得ての実施。Zoomを使用し、問い決め・哲学対話・メタ対話という流れで1時間半ほど対話しました。メタ対話では、「顔が映ってないと相手の反応が見えないのでやりにくい(一方で、話の内容に集中できるという意見もあり )」「ラジオのトークを聞いているみたいな気分になる」「コミュニティボール的な役割には、どの機能を使う?」など、オンラインの技術的な課題から、対話としての身体感覚的な課題まで振り返ることが出来ました。まだまだ今後繰り返し試行を重ねていく必要はあるかと思いますが、オンラインだからこそ可能になることを模索しながら、一日も早く皆さんと一緒に哲学対話が出来るように進めていきたいと思います。オンライン哲学対話にご興味をお持ちの方はぜひ、アーダコーダホームページの問い合わせフォームよりお問い合わせください。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局