今回は、<学校での哲学対話シリーズ>(2024年1月〜3月)の第2回。
話題提供者に、武蔵野大学高等学校で哲学対話の講師を担当しているアーダコーダメンバー幡野雄一さんを迎え、実施しました。最初に、授業で使っているというスライドを見せながら、“質問ゲーム”についての説明。
その後、参加者の方にご協力いただき、4人で質問ゲームを実際にやってみることに。
お題は、高校の授業で出されたものたち。たとえば、「最近ハマっていることは?」「ホットドッグはサンドイッチだと思う?」「恋と愛の違いって何?」などなど。さらに、幡野さんが工夫しているポイントについてもお話いただきました。
たとえば、お題を回答者ごとに変えたり、お題の順番や出し方も考慮したり。
一緒に武蔵野大学高等学校で哲学対話の講師を担当しているアーダコーダメンバーからも、
「最初のお題は、真面目な雰囲気で始まることが多い。」
「2つ目、3つ目のお題が恋愛関係だったりすると、1周終わっているから、自然と、え〜みたいなことも言いやすい。」
「通常、4人1グループで質問ゲームをやっているけれど、対話だともう少し大人数になるので、そこになだらかに接続していけるように、人数を増やして質問ゲームを行ったこともある。」などといった話が出てきました。また、参加者の方々からは
・1時間の授業の中で、どれくらいの質問ゲームをする予定にしていますか?
・クラス開きの時に、質問ゲームは面白そうですが、初回の生徒の様子はいかがでしょうか?
・質問がどうしても思い浮かばない人はパスなども使えるようにしていますか?
といった質問などをいただきました。
ここ数年の授業を経て、少しずつやり方も変わってきているという質問ゲーム。まだまだいろいろな可能性がありそうです。
アーダコーダ哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク、次回は3月4日(月)夜に、「継続的な実施によって、 どんな変化があった?」というテーマで行います。(<学校での哲学対話シリーズ>(2024年1月〜3月)の最終回です。)アーダコーダは、これまでさまざまな小学校、中学校、高校、大学で哲学対話の授業などを行なってきました。そのなかには、3年以上継続して授業を行なっている学校もあります。
継続の過程では、授業の位置付けや内容、生徒の反応なども少しずつ変化したり、しなかったりしてきました。
そこで、今回は、
「継続的な実施によって、どんな変化があった?」ということについて、
3年以上継続実施している下記の学校で、哲学対話を担当している講師たちとともに考えてみたいと思います。
・中津北高等学校:小川泰治
・藤沢翔陵高等学校:角田将太郎
・横須賀学院小学校:鳥羽瀬有里
・武蔵野大学高等学校:幡野雄一詳細、参加お申し込みは下記のWebページよりどうぞ!
■3/4開催「継続的な実施によって、 どんな変化があった?」:哲学プラクティスあれこれゆるゆるトーク(アーカイブ配信あり)
お申し込み・詳細はこちらへ
*アーカイブ視聴にも事前のお申し込みが必要です。
(ライター:井尻)