2月の横須賀学院小学校でのこども哲学、今回は4年生の最後の授業となりました。
最後の授業、4年生とは4年間の集大成として、「こども哲学の絵本」を作りました。 色が混ざる紙の中から、ピンとくるものを選び、貼り合わせて製本していきます。 そこに、この1年間で彼らから出てきた「問い」の中から、気になるものを選んで貼り付けます。 なかなか「問い」を選びきれない人もいます。これもあれも大事な「問い」なようです。 1年生から4年生の楽しかった思い出を話しながら手を動かしている人、黙々と作る人それぞれです。 どの子も自分の感覚で選び、作るのを楽しんでいました。 出来上がってくると、色の動きと「問い」が融合し、モヤモヤ感が立ち上がってきます。 写真の切り抜きを貼ったり、色鉛筆で加筆したり、自分なりの「はてな?」を表現していきました。 でき上がると、自分なりの「どうしてだろう?」を形にした絵本を、誇らしげに眺めています。 時々絵本を見返し、答えのない「問い」を持つ事を、思い出して欲しいと思います。 後半はグループで各々の絵本を観ながら、貼られた問いで対話をしました。 4年間で彼らの問いへの眼差しが、深まっているのを感じました。 (ライター:かるる)