三井住友トラスト・システム&サービス株式会社でのビジネス哲学対話研修の実施レポート

2022年10月〜2023年3月にわたり、三井住友トラスト・システム&サービス株式会社にてビジネス哲学対話の研修を実施いたしました。「社員のコミュニケーション能力、思考力の向上」、「社内で対話的なコミュニティを醸成する」ことを目的に、20代〜50代の約15名の社員の方にご参加いただきました。

初回の研修では、哲学対話の意義ややり方について講師の盛岡からご説明をした後、実際に哲学対話を行いました。2回目以降の研修では、特に苦手な方が多かった相手の話をよくきくための「問いかけ」のポイントや方法など、社員間で対話的なコミュニティを醸成していくために必要な対話のスキルをオーダーメイドにお伝えさせていただきました。

年明けの1月からは受講者の社員の方々に実際にファシリテーションをしていただき、対話について振り返るメタ哲学対話を行いました。

研修毎に実施した振り返りアンケートからは、6ヶ月間の研修を通して、相手の話をよくきくために「問いかけ」を行うことがだんだんと身についていったことがわかりました。

また、哲学的な問いについて深く考えることの面白さを実感していただけただけでなく、「仕事を進める上でも、関係者のコミットを高めたい場合や、多様な視点を洗い出す上で哲学対話が役立ちそう」、「哲学対話で「考える」ことを意識することで日常でも仕事の場でも疑問が生まれやすくなり、それらの疑問についても考えようとする姿勢が身に付く」などの感想をいただきました。

研修担当の社員の方によると、今後も社内で哲学対話の手法を取り入れた座談会の取り組みを行なっていくそうです。(ライター:盛岡)

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アーダコーダ事務局