P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—

P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—

4歳から6歳までの子どもと、その保護者のための哲学対話イベントです。4月より、毎月第4土曜日に開催いたします。ちいさな子どもたちが「問い」が好きだということは疑いようもありません。大人も答えを知らないような疑問への、子どもの意見をきいてみませんか?子どもたちの持つ、日常の何気ない疑問を大人も一緒に考えてみませんか?

イベントの概要

● 日時:2015年6月27日(土) 10:30〜11:30 (10:15より受付開始)

● 対象:4歳、5歳、6歳の未就学のお子様および保護者の皆様
※姉妹・兄弟でご参加いただいても構いません。

● 会場:東京大学 駒場キャンパス 21 KOMCEE 303

●定員:親子15組 (申込み先着順)

● 参加費:無料
※当日イベントの様子を撮影し、今後、UTCPや当団体の広報等に使用する場合があります。予めご了承ください。
※会場での飲食物の販売はございません。

● 使用言語:日本語

● 主催:特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

● 共催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
上廣共生哲学寄付研究部門 L3プロジェクト「Philosophy for Everyone(哲学をすべての人に)

● 申込み:こちらのウェブフォームよりお申込みください。
http://goo.gl/forms/Q79HciOwhS

オーガナイザー

  • 川辺 洋平川辺 洋平

協力:梶谷真司 (UTCP・P4Eプロジェクトコーディネーター)

レポート

今回で4回目となる「P4Eワークショップ:子どものための哲学対話—Philosophy for Children—」。今回は、こども2グループ、おとな2グループに分かれ、予め用意された、「雨」、「うんち」、「こわい」の3つのテーマから話したいものを選んでもらい、「なぜそのテーマで話したいのか?」という問いから対話をスタートしました。これまでは、映像や絵本、紙芝居を素材に用いての対話を行ってきましたが、今回はそういった素材なしの対話に挑戦しました。

こどもグループでは、テーマをくっつけて「こわい雨」や「くさい雨」の話しをしたり、「雨の日には普段と違う虫が見られるから楽しい」という意見から→武器をもっている虫がいる→武器は強い→強いは頭が良い→頭が良いって何?というところにまで広がっていきました。おとなグループでは、「こわいはどこからくるんだろう?」「楽しいこわいとか、本当にこわいとか、こわいにも種類があるんじゃないか?」「同じものでもこわい時とこわくない時があるのはなんで?」等、いろいろな疑問が出ていました。こどもグループは「ワイワイ楽しく」、おとなグループは「じっくり集中して」哲学対話の時間を過ごしました。

帰り際に、継続してくださっている保護者の方から、家庭でこどもの「なんで?」が増えたというお話しをいただきました。「なんで?」は学びの出発点だと思います。ご家庭でも親子で「なんで?」を深めていっていただければと思います。

  

(レポート:幡野雄一)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局