2015年度第1回こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

昨年度実施し、好評いただいた講座。今年度も開講します。「こども哲学」を行うために必要なことについて実践を通して学ぶ講座です。こどもたちとじっくり対話し、ゆっくり考えることにご興味ある方、自分もやってみたいという方、ぜひご受講ください。

イベントの概要

● 日時:
2015年7月11日(土)
10:00~12:30 (予定):入門講座
13:30~16:30 (予定):実践講座 ※入門講座を既に受講された方のみ受講可能です。

● 対象:
「こども哲学」に関心のある方
こどもの主体性を引き出す対話の場づくりに関心のある方
「こども哲学」や哲学対話を取り入れた授業づくり・教育実践に興味のある教員・教育関係者の方
※「こども哲学」未経験の方も歓迎です。哲学の知識は不要です。

● 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 第2ミーティングルーム
東京都渋谷区代々木神園町3番1号 小田急線 参宮橋駅より徒歩7分ほか
アクセスマップはこちら

●定員:20人程度

●参加費:1講座 5,000円。「入門講座」「実践講座」通し受講 9,000円。
※過去に「こども哲学入門講座」を受講された方は、「実践講座」を4,000円で受講いただけます。お申込み時にその旨お伝えください。
※受講料は当日会場にて申し受けます。

●主催:NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

●申込み:

*定員に達したため、申込みを締切させていただきます。キャンセルが出た場合は、また改めて募集のご案内をさせていただきます。 

講師

  • 堀越 睦堀越 睦

※ほか、小学校などでこども哲学を実践しているアーダコーダメンバーが当日サポートいたします。

プログラム (予定)

前半:入門講座
1. こども哲学ってなに?
2. やってみよう!哲学対話
2.1 問いをつくる
2.2 探究する
〜休憩〜
3. こども哲学のレシピ
4. 質疑応答
5. 参考文献紹介

後半:実践講座
1. ファシリテーターのためのヒント
2. やってみよう!ファシリテーション
〜休憩〜
3. 対話の振り返り
4. 質疑応答

レポート

 

前半:入門講座

梅雨の晴れ間となった土曜日。代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて「こども哲学 入門講座・実践講座」を開催しました。講師は、当団体理事の堀越 睦です。

   

午前中は「入門講座」。全国から駆けつけた23名の参加者とともに、講座が始まりました。「哲学対話に興味があるが、体験はまだ」という方、「学校や地域で既に実践的に活用しているという方。「哲学カフェに参加したことはあるが、ファシリテーターは務めたことがない」という方など、受講されている皆さんの状況はさまざまです。講義では、哲学対話の意義や、世界での実践事例などの<基礎知識>と、実際に対話の場をつくる際の<技法や注意点>についてお話ししました。 

   

その後はワークショップ。10名程度のグループに分かれ、車座になります。アーダコーダのメンバーをファシリテーターに、「人生」「仕事」「幸福」の中から各グループでテーマを洗濯。問いをつくり、実際に対話を進めるところまで、一連の流れを体験いただきました。

   

後半:実践講座

ランチ休憩を挟み、午後は「実践講座」。19名の方が、午前から続けて参加されました。 
具体的に、ファシリテーターを務めるときの心構え、役割、スキルなどを講義形式で学びます。 

   

「その後、「やってみよう!ファシリテーション」。再度、車座になり、全員が順番でファシリテーターを体験します. 「意外と難しい!」「見ているのとやってみるのでは大違いですね!」という声が上がります。貴重な実践の機会により、ファシリテーションのコツを掴んで頂いたことと思います。

   

最後に質疑応答。今日のファシリテーター体験で感じた事、日頃の実践で悩んでいることなど話題はつきません。 大学で哲学を教えながら哲学カフェの経験も豊富なアーダコーダの寺田、子どもや学生との機会が多い土屋など、アーダコーダのメンバーが質問にお答えしました。修了証をお渡し、笑顔のなか終了となりました。

   

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局