こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編〉実施レポート

10月22日(日)、10月29日(日)の2日間にわたり、こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編〉を行いました。

講座には、地域や家庭、学校、保育園などさまざまな場所でこども哲学をやってみたい方にご参加いただくことができました。

講座1日目には、アーダコーダ代表理事の角田からの講義と、講師の井尻、ふなやまがファシリテーターを務めるこども哲学の体験を行い、講座2日目は、実際に受講者の方々にこども哲学のファシリテーションを一人一人実践していただきました。

講座2日目の「初めてのファシリテーション体験」では3~4名ずつの小グループに分かれ、1日目の講義の内容を踏まえて実際に参加者一人一人にファシリテーションをしていただきました。受講者のみなさまそれぞれに、今後実践したいと思っている場を想定した上でプログラムデザインを考えていただき、ファシリテーションを体験していただきました。それぞれ参加者としての立場から感じたことに加え、講師からはこども哲学の観点からのフィードバックも加わり、様々な視点からファシリテーションについて考えを深めることが出来ました。

2日間の講座を経て、受講者の皆様からは以下のような感想が寄せられました。その一部をご紹介いたします。

・ファシリテーターをする際の悩みや、たくさんの人のファシリテーターを見れてよかった。また、フィードバックをしてくれて自分が考えなければならないところがより深くわかった。

・自身の実践に対してフィードバックを得られる機会と、他者のファシリテーションを見る時間が潤沢に用意されていたので刺激が多かったです。

・自分が考えた哲学対話について実践してフィードバックをいただけたのはとても嬉しかったです。勇気が必要な時間でしたが、自分では気が付かないこともたくさん教えていただきました。また、最後のファシリとして気をつけていることを教えていただいたことで、安心の場を作るための要点を知ることができました。ありがとうございます!

本講座の受講をきっかけに、それぞれの場所でこども哲学の実践が広がっていくことを楽しみにしています。

次回の「こども哲学ファシリテーター養成講座〈初級編〉」は、2024年2月〜3月頃を予定しています。決まりましたらまたアーダコーダfacebookやウェブサイトなどでご案内させていただきます。 http://ardacoda.com/

こども哲学の関心のある方、これからこども哲学を始めてみたい、始めてみたいけれどやり方に困っている方、皆様のご参加をお待ちしております。(ライター:尾﨑)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局