【こども哲学対話教室ソフィー柏の葉 2022年度第9回目〈実施レポート〉】

こども哲学教室ソフィー柏の葉で7月30日(土)に今年度第9回目のクラスを実施しました今回は「感謝」をテーマに「おかげさまマップ」を作成!自分が「これがなくては生きていけない!」と思うものを挙げ、それが誰のおかげで享受できているのかを考え、それを地図のようにして書き表したもを「おかげさまっぷ」にしました。

自分が生きていく上で大切な物や事柄を考え、そのものと周りとの関係の広さについて考えを深めました。
そして、感謝したことや感謝されたことの経験を話し合い、なぜ感謝の気持ちが大切なのか、どこまで感謝できるかなど対話が進んでいきました。

はじめは自分が直接関わりのある物や事柄への感謝には気付きがあるものの、そこからまた先の間接的に関わっている人や事柄へ思いを馳せて考えるのはなかなか難しい様子でしたが、他の友達の考えを聞き、他の友達の考えに触れ対話を進めていくにつれ、自分の感謝する物や事柄に関連する「感謝」に気づき、一気にマップが広がっていきました。

哲学対話では「お友達の話を最後まで聞く」「人の嫌がる事は言わない・しない」「相手が考えている時は待つ」「自分の考えている事を言う」「何も言わなくてもいい」をルールとし、大切にしながら対話を行ってきているので、おかげさまマップ作るにあたっても対話を通してお互いに安心できる人間関係を築きながら、自分の意見を持ち、他者の意見を聞き、自分の意見を改めて考えられる事で感謝に溢れるマップが完成しました。

こうして具体的なアクティビティを通して普段の生活では問われない問いについてみんなで探求する事で、相手の考えを受け入れ、自らの考えをより深め、視野を広げる事ができましたソフィー柏の葉では、毎回様々なテーマ・活動を通じてこどもたちと「哲学する」事を楽しんでいます。クラスは毎月第1、第3土曜日に実施しています。体験も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。(ライター:朝倉)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局