こども哲学教室ソフィー柏の葉 第18回〈実施レポート〉

12月3日(土)にこども哲学教室ソフィーで第18回目のクラスを実施しました。

【アドバンスクラス】
今回のテーマは「もしも1つだけお願い事が叶うとしたら・・・」

「もしも1つだけお願い事がなんでも叶うとしたら何をお願いする?」という問いを出発点として、対話を行いました。

ウォーミングアップが終わり、今日のテーマを話し合おうか…というときに、「寝て(寝転がって)もいい」というルールを付け加えたいとYさん。

テーマの前に、みなで、このルールはソフィーの新しいルールとして適切かどうかを話し合いました。
Iさんから「目と耳と心できくべき」 や、スタッフから「お互いの目が見えることが大切」という意見が出て、お互いの目が見えるよう机をよけてから、寝転がっての対話を試みました。

テーマでの対話でみんなが出したお願い事は、「水族館の飼育員になりたい」という将来の夢、「自分がしたいことが何でも叶う世界」 「自分の身の回りの人や大切な人が不老不死の世界 」などがありました。
「不老不死」の願い事には、「ずっと同じ年齢のままだと面白くないのでは?」という質問や「世界で(不老不死になった)動物一種類が増えすぎるのでは?」という質問も出て、盛り上がりました。

寝転がったり、自由な姿勢で話すことで、子どもたちも講師も 、いつもよりリラックスして参加できたように思います。Yさんの提案したルール、次回以降も採用されるかもしれません!

【ビギナークラス】
アドバンスクラスと同じ「もしも1つだけお願い事が叶うとしたら・・・」をテーマに対話を行いました。

ビギナーでも寝転がってOKというルールで実施。対話に集中できなくなった子も、ころがってみたり、隠れてみたりしながら、対話の輪に行きつ戻りつしていました。

テーマについては、「魔法使いになりたい」という願い事を話してくれた子が多かったです。また、「発明家になりたい!」や、「大好きなお友達とずっと一緒にいたい。大人になったら一緒に働きたい。」とお話ししてくれた子もいました。次に、「誰かの為にひとつだけ願いが叶いうとしたら?」という問いに発展したときには、よりみんな考えるモードになりました。

「水がない国や物資が必要としてる場所に送りたい」「譲り合いができる魔法をかける」  などの意見がでていました。中には、「ない」と答えた子もちらほらいました。理由を聞いてみると、それぞれ普段の生活の中で困っている人を思い浮かべて出してくれたお願い事ということがわかりました。

対話の後は、クリスマスの飾りを折り紙で工作。折り方を子どもどうしで教えあったり、講師に折り方を教えてもらったり。折り紙を組み合わせて大きなプレゼントバックを作った子もいました。(ライター:西脇)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局