開催レポート:3/15 金曜夜の哲学カフェ@都市にひそむミエナイモノ展(東京・有楽町)

会期延長につき、金曜夜の哲学カフェも追加開催となりました。

今回の問いは「何によってミエナイつながりを感じる?/つながりはなぜ必要?」です。

前半は、まずつながりを感じるときの具体例を様々に出していただきました。
注文した商品が自分の家に届くまでのつながりを感じる。
目指しているものが同じ人との間につながりを感じる。
小鳥に近づいても逃げないときつながっている感じがする。
知識や経験が増えて自分なりに関係性が見えてきたときつながった感じがする。
他にも、様々なつながりの例が出されました。そして、それらに共通するものはなんだろう?ということを15名の参加者で一緒にじっくり考えました。

途中、今回の2つの問いを意識しながら改めて展示を見直したあと、後半の対話を始めました。
つながりがあることで私たちに何がもたらされるのか?という問いに対して、
そもそもつながりが全くない状態で人が生きていくことはできないんじゃないか。
つながりがあることはアイデンティティの根拠になるんじゃないか。
自分が関心を向けることがつながりの始まりなんじゃないか、などさらに一段深くつながりについて考えました。

年齢も属性もバラバラで初めて会う人同士が1つの円になってじっくりお互いの考えを聞き合う哲学カフェはまさに、人と人がつながり始める時間になっていたのではないかと思います。

次回は3/22(金)、進行役は角田将太郎さんで、問いは「問いを聴きあう哲学対話~わたしのもやもやをみんなの問いへと育てていくには?~」です。

ご予約不要、無料でご参加いただけます。
ぜひお気軽に、ふらりとお立ち寄りください。

金曜夜の哲学カフェ

(ライター 大前)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局