開催レポート:「アーダコーダ哲学カフェ:謝罪」(1/10オンライン)1月の「アーダコーダ哲学カフェ」

進行役は、盛岡千帆さんでした。
今回のテーマは「謝罪」。

テーマにひかれて参加した、とおっしゃる方も多い回となりました。最初に進行役から、今回の哲学カフェについて説明した後、参加者みんなで問いを出してみることに。

・どうして謝ると余計に怒られてしまうのだろう?
・「謝罪」により、世界はどう良くなるか?
・謝罪の目的は?
・良い謝罪とは何か?
・謝罪はいつまで続くのか
・謝られた側が申し訳ない気持ちになるのはなぜだろう
・ちゃんと謝られると気持ちが楽になるのはなぜだろう?
・理不尽だと思っても誤る方が、人との関係が良くなる?
・何に対して謝るのか
・初参加でよくわからないですが、
・謝罪が損害を与えた相手に行う心の弁償とするなら、なぜ物理的ではない弁償で人は満足するのかという問いを持ちました。
・言葉と態度、どちらが重要?
・許してもらいたいから謝るのか?
などなど、21個も問いが集まりました。

また、問いを出していただいた後に、それぞれ「どういう問いなのか、どうしてそれを考えたいと思ったのか」をお話しいただくだけでも、そうか、ふーん、なるほど、などと思考が動く面白い時間に。そこから決まったこの日の問いは「良い謝罪とは何か?」。その後30分ほどは、この問いをめぐり、話しあいました。

・良い謝罪かどうかを決めるのは誰なのか。
・謝る側としたら、罪が小さくなるようなことが良い謝罪?
・謝られる側は、納得できたら良い謝罪?
・第三者は社会的責任みたいなものを見ている?
・良い謝罪かどうかは、何で決まる? 結果?
・良いかどうかは、目的が達成できたかどうかで決まるとも言える?
・謝罪の目的は、立場によって違う? 人によっても違う? いろんなケースがありそう・・・。
・罪がなくても、立場的に謝罪しなければならないこともある。。その場合は謝罪は手段・・・?
などなど、ここでも、さまざまな角度から「良い謝罪」を考える問いが投げかけられ、行ったり来たりしながら考える時間となりました。

参加者の方からは「心のこもった謝罪、をどのように見分けられるのだろうか?という問いが残りました。楽しかったです」
といった感想もいただきました。
みなさま、ご参加ありがとうございました。

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次回は3/17(日)20:00から、進行役は尾崎絢子さん、テーマは「たいわ」です。
みなさまのご参加、お待ちしています。
★詳細、お申し込みはこちからどうぞ。

(ライター:井尻)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局