横須賀学院小学校2023年度4月特別授業の実施

2023年4月14日(金)と4月18日(火)、横須賀学院小学校にて「こども哲学」の授業を実施いたしました。今年度も1年生〜4年生の子どもたちと、毎月さまざまな問いに向き合います。学年がかわって最初の「こども哲学」。いつも私と背くらべするみんなも少し大きくなって、新しいスタートとなりました。

2年生は「てつがくバスケット」。輪になって座り、真ん中の人が袋の中から問いを選びます。いろんな問いを“おもしろい“と感じ、自分の考えを言葉にすること、他の人の考えに耳を傾けることを楽しんでいました。「怒るのは悪いこと?」の問いには「怒られるようなことをして怒られるのは当然だから悪くない」という意見が。「でも怒らなくても、優しく注意すればいいよ」「怒るのは大人だけじゃない、子どもも納得できないことがあれば怒っていいと思う」といった意見もあがりました。

3年生と4年生は初めてのコミュニティボール作り。来月からはみんなで作った毛糸のボールを使って対話します。3年生は、毛糸を巻きながら話すと落ち着いた気持ちになるのか、輪にはいつもより穏やかな空気が流れているようでした。「今度もこのボールを使いたい」と、できあがったコミュニティボールに愛着を感じていました。

4年生はさっそくコミュニティボールを使って哲学対話。「嘘ってついちゃいけないの?」の問いから「“嘘”と“内緒“って違うのかな?」と新たな問いが芽生えます。「“嘘”はちょっと悪い感じがするけど“内緒“は悪く感じないかも」「でも“内緒“も”嘘“には違いないよ」と対話が弾みます。一つの問いをいろいろな立場に立って考える姿がみられました。

1年生は5月がはじめての「こども哲学」、どんな出会いになるか楽しみです。今年度も、子どもたちと共に問いを探し考える旅が始まりました。ゆっくり歩みを進めていきたいと思います。(ライター:のんのん)

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アーダコーダ事務局