[2016年3月5日(土)]こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

こども哲学入門講座 / こども哲学実践講座

「こども哲学」を行うために必要なことについて実践を通して学ぶ講座です。こどもたちとじっくり対話し、ゆっくり考えることにご興味ある方、自分もやってみたいという方、ぜひご受講ください。

イベントの概要

● 日時:
2016年3月5日(土)
10:00~13:00 (予定):入門講座
14:00~17:30 (予定):実践講座 ※入門講座を既に受講された方のみ受講可能です。

● 対象:
「こども哲学」に関心のある方
こどもの主体性を引き出す対話の場づくりに関心のある方
「こども哲学」や哲学対話を取り入れた授業づくり・教育実践に興味のある教員・教育関係者の方
※「こども哲学」未経験の方も歓迎です。哲学の知識は不要です。

● 会場:新宿NPO協働推進センター 501号室
東京都新宿区高田馬場4-36-12
※電車:高田馬場駅下車徒歩15分
※バス:小滝橋下車徒歩4分
アクセスマップはこちら

●定員:20人程度

●参加費:1講座 5,000円。同日の「入門講座」「実践講座」通し受講 9,000円。
※受講料は当日会場にて申し受けます。

●主催:NPO法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ

●申込み:
こちらのウェブフォームよりお申し込みください。 

講師

  • 堀越 睦堀越 睦

※ほか、小学校、中学校、高校などでこども哲学を実践してきたアーダコーダメンバーが当日サポートいたします。

プログラム (予定)

●入門講座
1. こども哲学ってなに?
2. やってみよう!哲学対話
2.1 問いをつくる
2.2 探究する
〜休憩〜
3. こども哲学のレシピ
4. 質疑応答
5. 参考文献紹介

●実践講座
1. ファシリテーターのためのヒント
2. やってみよう!ファシリテーション
〜休憩〜
3. 対話の振り返り
4. 質疑応答

レポート

 

前半:入門講座

  
  

今回の講座はコミュニティボールをつくることから始めました。
自分が呼ばれたい名前(フィロソフィーネーム)、好きな色、人生最後に食べたいもの、を話しながら参加者のみなさんとつくりました。
哲学対話のアイスブレークとしてもつかう手法です。

  

入門講座では、哲学対話を聞いたことがあっても、詳しくは知らない、やったことがない、という人のために哲学対話についての基本的なこと(歴史、概要、やり方など)について講師の堀越がお話ししました。

ここでは、まずはアーダコーダのメンバがファシリテーターをして、参加者として哲学対話を体験していただきました。
「人生」「仕事」「幸福」という3つのテーマから一つを選んで、問いをたてることからスタート。
あるグループでは、「幸福であることには人とのつながりは必要なのか?」という問いをテーマに、「好きな人、心地よい人といるだけでいいの?」「人とのつながりを持つことを、他の人にも強制していいの?」「無理をさせるとしたらそれは幸福ではないのでは?」「本当の幸せとは?」「ほんとうの幸せを人に啓蒙できる?」とどんどん問いが深まっていきました。

後半:実践講座

  
  

実践講座では、4人ずつのグループに分かれて、こんどは全員がそれぞれ20分ずつファシリテーターを体験していただきました。
テーマは「大人と子どもの心のなかに違いはあるか」。
少し緊張した空気のなか、「心のなかとは?」「大人と子どもの違いって?」と問いを探っていき、4人全員がファシリテーターを終えるころにはすっかり盛り上がって、対話がすすんでいる様子でした。

振り返り・質問コーナーでは、「質問ができていたか」「議論の展開に注目したか」「安全性に配慮したか」「どこが難しかったか」などをポイントに自分のファシリテーションがどうだったのかを客観的に話し合いました。
「もっと手放したファシリテーションがしたい」「立ち上がりが難しかった」「哲学的に問いを深めるには?」など、具体的な感想や意見が出ていました。

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局