こども哲学対話教室ソフィー柏の葉 第21回〈実施レポート〉

今回は絵本を使って、哲学対話の始まりの部分にあたる「問いだし」を中心に行いました。

使用した絵本は、【ビギナークラス】ケス・グレイ/文、ニック・シャラット/絵「ちゃんとたべなさい」、【アドバンスクラス】なかがわちひろ作「めいちゃんの500円玉」です。

最初にみんなで絵本を読み、そのなかから「なんで?(問い)」を出し合います。
一人一人気になるポイントが違ったり、似ていても理由を聞くと視点が違ったりと、ここだけでもとても楽しい時間でした。

アドバンスクラスでは、もう一歩踏み込んで「問い決め」にも挑戦。
ここで写真にもある「質問カード」が活躍しました。ソフィーのクラスのなかで、自分の考えを話したり、質問したりする経験をたくさんしているソフィーっ子達ですが、目の前にカードがあることで普段より「質問したい」気持ちが高まり、いつもより沢山、そして楽しく質問し合う姿がみられました。
楽しみながらお互いの「なんで?」に質問し合いながら、似ているものや関係するものでグループ分けをすることが出来ました。

ソフィーの仲間として哲学する回数を重ねるごとに、一人一人がそれぞれのペースで
「仲間の言葉をよく聞く」「分からなかったら質問してみる」「自分の考えをもつ」「考えたことを言ってみる」という
とても素敵な力をつけてきているな~と感じる1日でした。

ソフィーっ子のみんな、今回も楽しい哲学の時間をどうもありがとう。また一緒に楽しく哲学しましょうね。

ソフィー柏の葉では毎回様々なテーマで対話や活動を通して「哲学する」事を楽しんでいます。クラスは毎月第1、第3土曜日に実施しており、次回は2月18日(土)です。(ライター:岩間)

この記事を書いた人

アーダコーダ事務局